ブレーキのオーバーヒート問題解決を急ぐアストンマーティン

アストンマーティンのランス・ストロール【エミリア・ロマーニャGP/イモラ、2021年4月18日(Aston Martin Cognizant Formula One™ Team)】


18日(日)、シーズン第2戦エミリア・ロマーニャGP決勝レースでアストンマーティンのランス・ストロールが8位入賞を果たした一方、セバスチャン・ベッテルは終盤にギアボックストラブルを抱えてピットに引き上げ、15位完走扱いとなった。

なお、ストロールは当初、7番目にチェッカーフラッグを受けていたが、レース後にアルファタウリのピエール・ガスリーをコース外からオーバーテイクしていたことでスチュワードの呼び出しを受け、審議の結果、5秒ペナルティを受けて8位に降格している。

チームのコメントはストロールのペナルティが判明する前に発表されたもの。

セバスチャン・ベッテル

「今日は思い通りにいかなかった。決勝前のグリッドに着くまでに問題があり、ピットレーンからスタートしなければならなかった。ウエットスタートだったので、それほど苦しくはなかった。でも、レース開始から20分後にタイムペナルティが科せられたことで、すべてが変わってしまった。序盤はかなり難しい路面状況で、オーバーテイクするのも大変だったが、すぐにドライラインが現れた。早めにドライタイヤを装着するという賭けに出て、路面が乾いてくると、レース中にかなりの強さを発揮できたフェーズもあった。その後、赤旗が提示されたが、これは正しい判断だった。再スタート時にはスタンディングスタートに賭けてソフトタイヤを選択したが、彼らはローリングスタートを選択した。ソフトタイヤはミディアムに比べて明らかにデグラデーションが大きく、最終的には難しい状況になってしまった」

ランス・ストロール

「エキサイティングなレースで、とても楽しかったよ。大切なポイントを獲得できたし、今日は本当に楽しかった。天候のせいで少しばかり面白いことになったが、それを最大限に利用できた。ブレーキトラブルの後、マシンを修復してくれたグリッド上のクルーにも感謝する。また、ギアシフトの問題も克服していて、そのせいでラップタイムが落ちてしまったが、最後まで走り切ることができた。午後はいろいろなことがあってとても忙しかったので、6ポイントを獲得できたことは本当にうれしい。今回はマシンのバランスがとても良かったけど、前のチームに追いつくためにはまだ課題がある。ポルトガルに向けて、今はそのことに集中している」

オトマー・サフナウアー(チーム代表兼CEO)

「多くの点でチャレンジングだったイモラの週末が終わり、終始プレッシャーがかかるにもかかわらず、ランス(ストロール)は非常に印象的な7位を獲得し、チーム全員の士気を上げた。彼は終始ギアシフトの問題を抱えていたが、うまく管理し、ファイナルラップで急速に迫ってきたピエール(ガスリー/アルファタウリ)をしのぎきった。セバスチャン(ベッテル)は問題を抱えながらの走行で、ゴールまで後1ラップというところでDNFに終わった。彼にとってもチームにとっても残念な結果ではあるが、彼は多くの走行距離を走ったことになり、プレシーズンテストでの走行不足をある程度補うことができたので、その意味ではポジティブだ。2台ともグリッドにつく途中でブレーキのオーバーヒートが発生し、この問題の恒久的な解決策を導入するため、現在調査を進めている」

【K/N】