2022年、マイアミGPがカレンダー入りへ
F1は18日(日)、マイアミを舞台とするグランプリのプロモーターと10年契約を締結し、2022年のF1カレンダーにマイアミGPが加わることを発表した。
NFLのマイアミ・ドルフィンズが拠点とするマイアミガーデンのハードロック・スタジアム周辺に特設されるコースは全長5.41km、19個のさまざまな特色を持つコーナーを有し、3本の直線に加えて3カ所のDRSゾーンが設置される可能性があるとのこと。NFLの頂上決戦であるスーパーボウルを過去6回主催し、メジャーリーグのワールドシリーズは2回、数多くのロックコンサートも開かれてきたハードロック・スタジアムがサーキットの中心となり、最高レベルの安全基準を満たした接戦のレースが期待されるデザインになるという。
↩️ 19 corners
📏 5.41km
🔥 3 potential DRS zones
🤯 320 km/h top speedIntroducing the new @f1miami circuit, around the iconic @HardRockStadium 🏟#F1 #MiamiGP pic.twitter.com/nsJawzpIL2
— Formula 1 (@F1) April 18, 2021
F1世界選手権が始まった1950年以降、アメリカで開催されるグランプリはマイアミが11カ所目を数え、インディアナポリスやラスベガス、ロングビーチ、現在のUS GPを主催するテキサス州オースティンのサーキット・オブ・ジ・アメリカズなどが舞台となってきた。
Miami, we're coming! See you in 2022! #MiamiGP #F1 pic.twitter.com/uC9eseMgqM
— Formula 1 (@F1) April 18, 2021
F1の会長兼CEOを務めるステファノ・ドメニカリは「2022年以降、F1がマイアミでレースすることを発表でき、うれしく思う。アメリカはわれわれにとって重要な成長市場であり、今回、2つ目のレースが開催されることでアメリカでの活動がさらに活発化することが期待されている。このサーキットがエキサイティングなレースをもたらすだけでなく、地元の人々に前向きで永続的な貢献ができるよう、ハードロック・スタジアムのチームやFIAと密接に協力していくつもりだ」とコメントしている。
「ファンの皆さん、マイアミガーデンズ選出の議員の皆さま、そして地元の観光業界の皆さまには、このプロセスにおいて忍耐とご協力をいただき、感謝している。われわれは地球上で最も偉大なレースの祭典を、F1史上初めてマイアミで開催できることを本当に楽しみにしている」
ハードロック・スタジアムの副会長であり、社長兼CEOのトム・ガーフィンケルは「マイアミガーデンズにあるハードロック・スタジアムのエンターテインメントキャンパスは広大なマイアミ地域全体に利益をもたらすような最大規模のグローバルイベントを開催するために存在しており、F1レースはその中でも特に大きなイベントだ」と述べた。
「われわれをはじめ、F1およびFIAが素晴らしいレースを提供できると信じるレースコースを生み出すため専門のデザイナーと協力して取り組んできた。そして、マイアミの多様性のあるダイナミックな性質を反映した最高クラスのユニークなファン体験を生み出したいと考えている」
「F1とマイアミガーデンズ、およびマイアミ・デイド郡選出の議員の皆さまには、この大規模なインパクトを持つイベントを、今後長きにわたってこの地で開催するために尽力していただき、本当に感謝している」
【C】