ベッテル、1ストップ戦略を試すも功を奏さず

アストンマーティンのセバスチャン・ベッテルとアルファタウリの角田裕毅【バーレーンGP/サヒール、2021年3月28日(Aston Martin Cognizant Formula One™ Team)】


28日(日)に開催されたシーズン第1戦バーレーンGP決勝レースでアストンマーティンのランス・ストロールは10位に入って1点を獲得したが、予選のペナルティで最後尾スタートだったセバスチャン・ベッテルはレース中に他車と接触するなど思うような展開に持ち込めず、15位完走にとどまった。

なお、ベッテルは接触を引き起こした責任を問われ、10秒のタイムペナルティを科されている。

セバスチャン・ベッテル

「非常にトリッキーなレースだった。1ストップという、戦略面で違ったことを試したけど、最終的には功を奏さなかった。試すということは正しい判断だったと思うけど、レース終盤までに僕のタイヤは限界を超えていた。レースのスタートは良かった。僕はいいスタートを決めて、オープニングラップを終えた時点でいい位置にいた。しかしそれから前に出るのは簡単ではなかった。小さなフラットスポットを作ってしまい、1ストップに挑戦するために最初のスティントを伸ばさざるを得なかった。結果的にはポイントを取るのは不可能だったと思う。最高の週末ではなかったにしても、ともに学んできたし、改善できる部分も理解してきた。これからのレースで大きく前進できるポテンシャルがあるのは間違いないよ」

ランス・ストロール

「ポイントを取れたことはうれしいけど、今日はもっと多くのポイントが欲しかったというのが正直なところだ。レース前半の僕たちは力強く、いくつか順位を上げた。クルマのフィーリングも良かったし、周囲のクルマと激しくレースしていた。レース後半のハードタイヤでは若干遅くなったけど、それでもポジティブなことがたくさんあった。楽しいバルトもいくつかあって、特に序盤のフェルナンド(アロンソ/アルピーヌ)とのバトルは楽しかった。改善できるところがあるのは分っており、今週学んだことは、全てこれからのレースで役に立つだろう。次のレースまでの数週間でそれらに取り組みたい」

オトマー・サフナウアー(チーム代表兼CEO)

「アストンマーティンのF1復帰を記念して、ポイント圏内でフィニッシュすることが重要だった。ランス(ストロール)は2ストップ作戦をうまく活用し、力強く知的なレースを展開した。特にハードタイヤでの長い最終スティントを考えれば、これ以上のものはなかったと思う。レースのペースに関して、ランスは中団グループと同じくらいの位置にいたので、これは励みになった。しかし、新しいレギュレーションがわれわれのようなローレーキの空力フィロソフィーを採用しているチームに、より大きな悪影響を与えていることは明らかだ。セバスチャン(ベッテル)のレースは最後尾からの挽回という難しいものだったが、ポイント獲得の可能性を最大限に高めるために1ストップ作戦に切り替えた。結局、無理がたたって予想以上に早くタイヤのパフォーマンスが落ちてしまった。シーズン最初の週末に得られたポジティブな点とネガティブな点を考慮し、次のイモラでのレースでより競争力を高めるために、これから数週間にわたって努力していきたい」

【K/N】