問題発生でテストプログラムに遅れ、残り2日で巻き返すのみとメルセデス

【バーレーンテスト/サヒール、2021年3月12日(Mercedes)】


12日(金)、バーレーンで始まったプレシーズンテスト初日のプログラムに取り組んだメルセデスはギアシフトのトラブルに見舞われながらも、午後のセッションは堅実な時間を過ごせたようで目標にしていた作業をいくらかリカバーできたと明かした。

午前のセッションはバルテリ・ボッタスが担当したものの、インストレーションラップを走り始めた直後にギアシフトトラブルが発生。ギアボックス交換を強いられたボッタスは5周を追加しただけでこの日の走行を終えている。

午後にはルイス・ハミルトンがステアリングを握り、セットアップ変更や初期のテストアイテムなどを確かめながら42周を走った。

テスト2日目はハミルトンが午前中にドライブし、午後からボッタスが引き継ぐ予定だ。

ルイス・ハミルトン

「今日は確かに今までで一番クリーンな日ではなかったけど、これは僕らを試すために与えられた試練だ。みんなが懸命に働いてくれたおかげで、ここまで来ることができた。午前中に起きたトラブルは、バルテリ(ボッタス)にとって非常に残念なことで、コース上で時間を失うことになったけれど、チームはその原因を解明しようと懸命に取り組んでいる。彼らは素晴らしい仕事をして、マシンを立て直してくれたと思う。午後のセッションでは課題がなかったわけではないけど、直面している問題の解決策を見つけるために活用した。いい報告ができたので、これからも頑張っていきたいと思う。これまで何年もこのサーキットを走ってきて、砂嵐を見たことがない。雨のように砂が動いていた。タイヤに砂がつくとタイヤの寿命が短くなり、長時間の走行で安定した走りをするのが難しくなる。1周の走行ではそれほど悪くないんだけど、この時期は何周もしないとデータが取れないから、たくさんの周回を重ねる必要がある。2007年のテストでは10日間もマシンに乗っていたのに、今ではどんどん少なくなっている。開幕戦の前に1日半しかマシンに乗らず、異なるタイヤを試したり、異なるエアロに変更してみたりしているから簡単ではないけれど、それは誰にとっても同じだ。このチームでの9年間の経験が僕の力になってくれると思いたい」

バルテリ・ボッタス

「チーム全員がコースインを楽しみにしていたのに、インストレーションラップでギアボックスに問題が発生したため、問題を特定しギアボックスの交換を強いられ、これにかなり時間がかかった。午前中のセッション終盤、赤旗が振られる前に数周走行できた。全部で6周したけど、エアロレーキを装着していたので、今日はあまりたくさん走らず、理想的なスタートではなかった。ここ数年はかなり万全の準備をしていたから、馴染みのある経験ではない。今年は、コストキャップの効率化に連動して走行距離が制限されているため、多少走り損ねてもうまく追いつくことができるのが良い点だ。挽回できると確信しているので、週末の2日間は良い日にしたいと思う」

アンドリュー・ショブリン(トラックサイドエンジニアリングディレクター)

「今日は微妙なシーズンのスタートになってしまった。多かれ少なかれ、バルテリが担当した午前のほとんどを失ってしまい、ギアボックスの問題で昼休みを通して作業が必要になったため、ルイスと臨んだ午後のセッションは合流が遅れた。走り始めてすぐに、マシンが適切なバランス域にないことが明らかとなり、1日を通していくらか進歩したものの、マシンのパフォーマンスには満足しておらず、やるべきことがあるのは明白だ。テストプログラムはかなり後れを取っている。バランスとスピードを見いだす必要があるが、まだ2日残っているし、この状況を巻き返すチャンスはある」

【K/C】