レッドブルが2022年以降もHondaのPU技術を使用することで合意

レッドブルのマックス・フェルスタッペン【アブダビGP/ヤス・マリーナ、2020年12月12日(Getty Images / Red Bull Content Pool)】
レッドブルのマックス・フェルスタッペン【アブダビGP/ヤス・マリーナ、2020年12月12日(Getty Images / Red Bull Content Pool)】

2月15日(月)、レッドブルが2022年シーズンからHondaのパワーユニット技術を使用することで合意し、新たな会社を設立してエンジンプロジェクトを進めていくことを発表した。

Hondaが2021年シーズン末を持ってF1から撤退することを決定したのを受け、レッドブルはエンジン開発の凍結を提案しており、先日にこの案がF1委員会で承認されていた。レッドブルは2022年からHondaのF1パワーユニット技術を使用することでHondaと合意し、次世代のエンジンが導入される2025年シーズンまでレッドブルとその姉妹チームであるアルファタウリがホンダエンジンを使い続けることが可能になっている。

レッドブルは2022年以降もホンダエンジンを使用すべく、ミルトンキーンズにあるレッドブル・レーシングのF1チームの拠点であるレッドブル・テクノロジー・キャンパス内に新会社である『Red Bull Powertrains Limited(レッドブル・パワートレイン・リミテッド)』を設立するという。

レッドブルのモータースポーツアドバイザーであるヘルムート・マルコ博士は、エンジン開発凍結によって以前からHondaと話し合っていたことを実行することができたと明かした。

「この話についてはHondaとしばらくの間話し合っており、FIAが2022年からのエンジン開発凍結を決定したのを受け、ついにHondaのハイブリッドパワーユニットを継続使用することについて合意に至ることができた。この件についてはHondaの協力と、レッドブル・レーシングとスクーデリア・アルファタウリの双方がコンペティティブなパワーユニットを引き続き使用できるよう助力してくれたことに感謝している。レッドブル・パワートレイン・リミテッドの設立はレッドブルによる大胆な動きだったが、慎重で詳細にわたる検討の上に成されたものだ。非常に大きな尽力が必要であることは承知しているが、この新会社の設立が両チームにとって最もコンペティティブな選択肢であるとわれわれは考えている」

レッドブルのチーム代表であるクリスチャン・ホーナーは「この合意はレッドブルのF1での旅路における大きな一歩を意味している」とつけ加えた。

「Hondaがエンジンマニュファクチャラーとしてこのスポーツを去ると決定したときは、われわれの関係がただちに成功を生み出していただけにやはり落胆したものの、この新しい協定を円滑に進めてくれた彼らのサポートに感謝している。Hondaは両チームにコンペティティブなパワーユニットを確実に供給すべく、ハイブリッドテクノロジーに大きな投資を行ってきた。われわれは組織内にパワーユニット部門を設ける仕事を開始し、新しい施設や人員をわれわれのテクノロジー・キャンパスに統合していく。同時に、公式なパワーユニットサプライヤーとしてのHondaのラストシーズンにできるかぎり最高のリザルトを達成することに完全に集中している」

また、Hondaは『Twitter(ツイッター)』にブランド・コミュニケーション本部長である渡辺康治氏のコメントを掲載している。

Hondaは2018年シーズンからトロ・ロッソ(現アルファタウリ)へのエンジン供給を開始。このシーズンの成功を受け、翌シーズンからはレッドブルもホンダユーザーに加わった。2019年の開幕戦でマックス・フェルスタッペンの手によって表彰台に上ったレッドブル・ホンダは、同じシーズンにレッドブルのホームレースであるオーストリアGPで優勝を飾る。2019年にフェルスタッペンが計3勝を挙げたほか、2020年にはフェルスタッペンが2勝、アルファタウリのピエール・ガスリーが1勝を記録している。

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