アストンマーティンが60年以上の時を経てF1に復活、パートナーはコグニザント

アストンマーティンF1チームのロゴ【2021年1月8日(Aston Martin)】


2021年、アストンマーティンが61年ぶりにチームとしてF1のグリッドに戻ってくる。

昨年までレーシング・ポイントと呼ばれていたチームは、デジタル時代にプロフェッショナルなサービスを提供するアメリカ発の多国籍ITブランド『Cognizant(コグニザント)』をタイトルパートナーに迎え、新たな時代にこぎ出した。

技術と革新が主役となるスポーツの中で、コグニザントは単なるスポンサーやサービスプロバイダーの枠にとどまらず、明確な目的を持った真のデジタルトランスフォーメーションパートナーとして重要な役割を果たすとチームは述べている。

チームの公式サイトも7日(水)にオープンし、ピンクから一転、ブリティッシュグリーンを基調とした新たなロゴも発表された。

3月にはアストンマーティンのグローバル本部があるイギリスのゲイドンで新車のカラーリング発表が予定されているとのことで、フェラーリから移籍する4度のワールドチャンピオン、セバスチャン・ベッテルと表彰台3回を獲得しているチームオーナーの息子、ランス・ストロールのドライバーラインアップもそこで正式にお披露目される。

レッドブルで4度のワールドタイトルを獲得した後、フェラーリに移籍したものの、5度目のチャンピオンシップ制覇という夢をついぞ果たせなかったベッテルは、7年ぶりの新天地にフレッシュな気分で臨んでいる。

「アストンマーティン・コグニザントF1チームで仕事を始めるのが待ち切れないよ」と彼は述べた。「これから数カ月の間、僕には発見しなければならないことがすごくたくさんある。このチームを今以上に成功に導くため、役に立とうと強く決意している。たぶん、気付いた時には初戦を迎えているだろう。僕たちはそこで、この有名な名前がいるべき場所に戻ってくるを目にするんだ。この旅の仲間になれたことを誇りに思う」

2020年シーズンにコンストラクターズランキング4位となったレーシング・ポイントで3位表彰台を2度獲得したストロールは、「F1にアストンマーティンが戻ってくるというのはすごいことだよ。それも新しいタイトルパートナー、コグニザントと一緒にだからね」と述べ、チーム内に前向きな変化を感じているようだ。「ファクトリーにいるといつでも、うなりやエネルギーを感じることができる。僕たちの準備はできている。チームはすごく飢えていて、僕もシーズン開始が待ちきれない」

タイトルパートナーの発表にあたり、チーム幹部は次のようにコメントを発表した。

ローレンス・ストロール(会長)

「60年以上を経てのアストンマーティンのF1復帰は、このスポーツの歴史におけるランドマーク的出来事だ。アストンマーティンが何を象徴するかは誰もが知っていること。だが、F1チームはその前身が築いた強固な基礎を元に、そのブランドのエッセンスを新たな場所に導くことができる。この新たな章をコグニザントのサポートを得てスタートできることを大変誇りに思う。デジタル革命が続く今日の世界の中で、アストンマーティンをスポーツ屈指の偉大なチームにすることを目指すわれわれにとって、これ以上ふさわしく価値あるパートナーは思いつかない」

ブライアン・ハンフリーズ(コグニザントCEO)

「アストンマーティン・コグニザントF1チームのタイトルパートナーとなることができて、とても興奮している。われわれのグローバルブランドには多くの共通点がある。どちらも革新的で前向き、迅速な動きを好み、集中し、先頭を進むことを理想とする。われわれは今日の先進技術が持つ驚くべきパワーと、それをエンジニア特有のカスタマーエクスペリエンスに利用する方法を知っている。深く、相互に利益をもたらすパートナーシップの有望性に大いに期待している」

オトマー・サフナウアー(CEO兼チーム代表)

「シーズンのスタートまであと2カ月というところだ。このたびコグニザントをタイトルパートナーに迎え、F1におけるアストンマーティンの新時代開幕を祝うことができるのは素晴らしい。どんなF1チームにとっても中心的柱となるのはイノベーションとテクノロジーだ。この長期的パートナーシップは単なるブランドアピールにとどまらない。すでに新ファクトリーが建設中であり、そこにコグニザントの専門性とリソースが入れば、われわれのITオペレーション全般に価値を加え、コース上のパフォーマンスに貴重な貢献をしてくれるだろう」

ジェファーソン・スラック(コマーシャル&マーケティング部門マネジングディレクター)

「こうしてアストンマーティンF1チームのプライマリーパートナーとしてコグニザントを歓迎できることは本当に特別だ。このアイコニックなブランドをレースの頂点に復活させるにあたり、30万人近い従業員を有し、フォーチュン200にランクインする真のパワーハウスであるコグニザントのサポートを得られるというのは大きなモチベーションになる。彼らはブライアン・ハンフリーズ氏とチームのシニアリーダーシップによる優れたビジョンを持ち、世界中に大きな影響を与えている多国籍企業だ。コグニザントはデジタルトランスフォーメーションエージェントとして能力を発揮し、われわれの将来の成功に不可欠な存在となり、本当の意味でのパートナーとなるだろう。アストンマーティン同様、彼らはアグレッシブな目標と大志を持った企業なので、F1という世界的なスポットライトの中で繁栄するに違いない」

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