ウィリアムズがヨースト・カピトをCEOに任命、ロバーツが正式なチーム代表に

ウィリアムズのCEOに任命されたヨースト・カピト【2020年12月17日(Williams Racing)】
ウィリアムズのCEOに任命されたヨースト・カピト【2020年12月17日(Williams Racing)】

ウィリアムズ・レーシングが新たな最高経営責任者(CEO)に、フォードやフォルクスワーゲンのモータースポーツディレクターとしてWRC連覇を成し遂げたヨースト・カピトを任命した。彼は2021年2月1日(月)より着任する。

カピトは40年以上にわたって自動車およびモータースポーツ産業で多様な経歴を持ち、これから新時代を迎える企業としてのウィリアムズでリーダーシップチームの強化を引き受けることになった。会長のマシュー・サベージ直属となり、会社の日常運営の全責務を担うことになる。またこの一環として、サイモン・ロバーツが正式にチーム代表となり、カピトの直属となることも併せて発表された。

1970年代中頃にモータースポーツでキャリアをスタートしたカピトはモーターバイクなどのレースに出場し、1985年にパリ・ダカールラリーのトラックカテゴリーで彼の父と一緒にメルセデス・ウニモグで優勝を飾った。BMW、ポルシェ、ザウバー・ペトロナス・エンジニアリングなどを経て2001年にはフォードに加わり、ヨーロッパ部門のモータースポーツディレクターとしてフォーミュラ・フォードからF1のジョーダン・チーム、そして世界ラリー選手権(WRC)など多様なカテゴリーで長く手腕を振るった。WRCでは2006年と2007年にマニュファクチャラーズタイトルを獲得する大きな成功を収めた。

2012年にはフォルクスワーゲンのモータースポーツディレクターとなり、4年にわたりドライバーとコンストラクターのタイトルを連覇して一時代を築く。その後一時マクラーレンF1チームにも関わり、2016年にはフォルクスワーゲンで高性能車を扱う部門の責任者となっていたが、ウィリアムズの一員としてF1に戻ってくることになった。

「チームとF1の双方にとって、エキサイティングであり、厳しくもあるこの時期にウィリアムズ・レーシングの仲間として加わることができるのは大きな名誉だ」とカピトはコメントした。「歴史に名高く、スポーツの中でこれほど心を揺さぶる名前を持つチームの未来に関われることは光栄だ。私はこのチャレンジに大いなる敬意と多くの期待をもってアプローチしたいと思う」

ドリルトン・キャピタル会長のマシュー・サベージはカピトの経験とウィリアムズというブランドへの認識を評価し、次のように述べた。

「ヨースト・カピトをウィリアムズ・レーシングの新CEOとして迎えることができ、大変うれしく思う。彼は経験豊かで競争心あふれる人物で、これまでに数々の勝利チームを作り上げてきた。また彼自身、生まれついての勝者だ。彼はウィリアムズのヘリテイジを理解しており、チームとうまく連携してグリッドの先頭に戻るというわれわれの目標を追求してくれるだろう」

【M】