実マシンの走行経験をシミュレーター作業に生かしたいとブエミ
レッドブルは15日(火)にヤス・マリーナ・サーキットで実施されたアブダビテストに参加し、オフィシャルテスト兼リザーブドライバーのユーリ・ヴィップスとセバスチャン・ブエミがRB16のドライブを担当した。
ヴィップスとブエミの2人は合わせて178周を走破している。
セバスチャン・ブエミ
「F1マシンに戻って、まともな走行のできる1日を過ごせて本当に楽しかったし、最高にクールだった。たくさん走れたことは良かったし、現場にいるチームのもとに戻れてうれしかった。シミュレーターに生かせるように、僕らが学んだことを踏まえて今日の作業から良いデブリーフィングができるといいね」
ユーリ・ヴィップス
「テストが終わってしまって本当に残念。1日中、笑顔が止まらなかったよ! このマシンは間違いなく期待通り。今朝は肉体的にどうなるか分からずちょっと不安だったんだ。特に首周り。でも、プログラムはすべてやり遂げている。マイレージを稼いだし、自分の経験には本当に満足している。2周か3周を走るうちに、マシンに対する自信を持てた。とてもバランスが取れていて、グリップ力なんてすごすぎるよ! いつマシンに戻ってこられるのか、それは分からない。ヘルムートとクリスチャンと話してみないと。でも、僕次第だって言われたら、僕は毎日でもドライブするけどね!」
ギヨーム・ロケリン(レースエンジニアリング責任者)
「今日はリザーブドライバーたちがマシンのパフォーマンスに慣れ親しめるよう、スピードに乗せることがすべてだった。かなりの周回を重ねれば、シミュレーター作業でさらに良いフィードバックを与えてもらえるし、もちろん、今後、F1マシンに乗らなければならなくなったときの準備にもなる。だからこそ、彼らにスタートの手順やトラックサイドのオペレーション方法、グランプリにおける各人の役割を知ってもらえるように取り組むのだ。セブ(ブエミ)もユーリも限界を見いだしてプッシュしていたので良かったと思う。それこそわれわれが彼らに望んでいたことだ。これで2人ともマシンが求めるもの、実際にどういった感触なのかをさらに理解したと思うので、今日はわれわれにとって非常に有益だった」
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