「本当に楽しい経験」と角田、佐藤も「最高の経験」

角田裕毅【アブダビテスト/ヤス・マリーナ、2020年12月15日(Getty Images / Red Bull Content Pool)】


15日(火)、ヤス・マリーナ・サーキットで実施された若手ドライバーテストに角田裕毅と佐藤万璃音(さとう・まりの)ともに参加したアルファ・タウリは合計151周を走破して2020年の走行を完了した。

角田裕毅

「11月に初めてF1マシンに乗ったときよりも今日の方が長くコース上で過ごしたので、1日が終わった今は少し疲れたと認めないといけないですね。でも、本当に楽しい経験でした。前回、イモラでドライブしたのは2018年型マシンだったので、今のマシンのパワーやダウンフォースの多さにびっくりしました。それでも、イモラで走った経験が今日の出だしにとても役立ったのは間違いありません。自分にとってはいろいろと新しいこともありましたし、セッション中はそういうことに対応しながら1日を通して改善できたと思います。たくさんのことを学び、ドライビングも成長したと思っています。明日からオフシーズンが始まり、常により強く、より適した状態でいられるようにトレーニングプログラムを予定しているんですが、日本に戻って数日は楽しんで充電をフルチャージしたいと思っています」

佐藤万璃音
「まず、今日、初めてF1マシンをドライブするチャンスを与えてくれたスクーデリア・アルファ・タウリのみんなに感謝したいです。かなりたくさん走り込んだんですが、ソフトコンパウンドでの走行で少しトラフィックにはまってしまったのが残念ですね。それまではいい感じだったんですけど、今日の自分のすべてを出し切れたとは言えません。それでも、F1マシンに乗った初日は本当に楽しかったですし、最高の経験だったので、またすぐにこのマシンに戻ってドライブできることを願っています」

フランツ・トスト(チーム代表)

「今日のテストは本当にうまくいった。2台で250周を走破し、両ドライバーにとっては本当に良いレッスンになった。イベントなどで必要となる準備も体験しており、FIAのジャンプテストは2人とも問題なく合格している。それに、今まで以上に多くのエンジニアと働かなければならないということも学んだはずだ。テスト中はセットアップの変更が認められていないものの、確実にマシンを学び、プライムとオプションの両方をテストしたので異なるタイヤコンパウンドも比較できている。特にこのアブダビはタイヤをオーバーヒートさせることなく、適切な温度にする必要があり、ドライバーにとってはそういったタイヤの使い方を理解することが重要だ。ユウキはすでに11月にイモラでF1マシンをテストしていたが、今回は現行型のマシンをドライブできたし、マリノはF1では初めての走行だった。ユウキは非常に良いテクニカルなフィードバックをもたらしてくれるなど素晴らしい仕事ぶりで、エンジニアとの連携は本当に有益だった。マリノも堅実な仕事を果たし、多くの周回を走り込んでマシンについて学び、F1チームの働き方も学んだ。このまま続けていければ、モータースポーツでの将来もあるだろう。今日は非常に実りの多いテストとなり、成功に満ちた2020年シーズンを良い形で締めくくれた。コースにいる者、オペレーションルームにいる者、ファエンツァとバイチェスターをはじめ、最後になったが見事なサポートと非常にパワフルかつ信頼性の高いPU(パワーユニット)を供給してくれたHondaのみんなも含め、チームメンバーの全員に感謝したい。われわれの歴史上で最高のシーズンとなったのは各自がそれぞれの仕事を果たしてくれたおかげだ」

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