ストロールのグレイニング問題はフロントウイング底面のダメージが原因

レーシング・ポイントのランス・ストロール【トルコGP/イスタンブール、2020年11月15日(Racing Point F1)】
レーシング・ポイントのランス・ストロール【トルコGP/イスタンブール、2020年11月15日(Racing Point F1)】

レーシング・ポイントはトルコGP決勝レースをポールポジションからスタートしたランス・ストロールがレース中盤からペースに苦しんだ原因がフロントウイング裏面のダメージにあったと明かした。

ウエット路面の予選で好機を生かしてキャリア初となるポールポジションを獲得したストロールは、同じくウエットコンディションに見舞われたレースでも前半は先頭をキープし、一時は10秒以上のリードを築いていたが、ウエットタイヤからインターミディエイトタイヤに履き替えた直後からグレイニングに苦しみ、最終的に9位フィニッシュに終わっている。

3番手スタートだったチームメイトのセルジオ・ペレスはストロールのピットインを受けてラップリーダーとなるも、猛チャージをかけてきたルイス・ハミルトン(メルセデス)にオーバーテイクを許して2番手に後退。終盤にも後続のライバルたちからプレッシャーを受けたが、2位でゴールして表彰台に上っている。

レース中の出来事について、マシンを降りた直後のストロールは原因が分からないとし、「レース中ずっと、インターミディエイトタイヤのグレイニングに苦労した。グレイニングがとても難しく、スリックを使う状況は来そうになかったからチームは正しい判断をしてピットに呼んでくれた。でも、その後、2セット目のインターミディエイトにかなりのグレイニングが起こり、順位を取り戻すためのプッシュができなかった」と明かしていた。

チームは16日(月)、『Twitter(ツイッター)』を通じて、ストロール車が抱えていたグレイニング問題の原因を次のように説明している。

「通常のレース後のマシン撤収作業中、ランス・ストロールのフロントウイングの裏面にダメージを発見し、これがインターミディエイトタイヤを履いたトルコGPの第2および第3スティントにおけるグレイニング問題に大きく起因していたことが分かった」

「ランスはレースの17周目以降にタイヤパフォーマンスの悪さ、激しいアンダーステア、グレイニングを報告していた。インターミディエイトの新しいセットに履き替えた36周目のピットでこの問題を解決できず、グレイニングはさらに深刻化した」

「フロントウイング裏側にあるストレーキのひとつが緩んでおり、そのような状態でとどまっていたストレーキが妨害物となってフロントのダウンフォースを大幅に損失させていた。フロントダウンフォース損失の結果として、グレイニングレベルが増加するに至った」

「レース中のデータでフロントダウンフォースの大幅減は確認できていたが、フロントウイングの上面に視認できるダメージがなかったこと、加えて低グリップのコンディションだったことも相まって、データが正確かどうかを判断するのが難しかった」

「マシンがガレージに戻ってきたレース後になって初めて、フロントウイング底面のダメージと妨害物が判明した」

【C】