ギリギリ状態のタイヤで2位フィニッシュを遂げたペレス

レーシング・ポイントのセルジオ・ペレス【トルコGP/イスタンブール、2020年11月15日(Racing Point F1)】
レーシング・ポイントのセルジオ・ペレス【トルコGP/イスタンブール、2020年11月15日(Racing Point F1)】

15日(日)、シーズン第14戦トルコGP決勝レースに挑んだレーシング・ポイントは後半に入っても1-2態勢をキープできていたが、ポールシッターのランス・ストロールは2回目のピットストップを終えて以降にペースダウンを喫してリードを失い、最終的に9位入賞にとどまった。

セルジオ・ペレスはストロールの後退後にラップリーダーとなったが、メルセデスのルイス・ハミルトンにオーバーテイクを許しながらも2位でゴールし、表彰台に上っている。

セルジオ・ペレス

「今年は何度も表彰台目前だったから、今この瞬間をチームとともに楽しんでいるよ。エキサイティングなレースで、最初から最後まで難しかった。タイヤ管理に努め、適正温度に保つために適切なタイミングでプッシュし、同時にコースについても学んだ。素晴らしい結果で、的確な判断だった。フィニッシュラインを越えた時、チームには、タイヤはあと1周も持たなかったと思うと伝えたんだ! 終盤はこれでもかっていうくらいバイブレーションが生じていた。コースにとどまり適切な判断を下すことに徹し、それをやり遂げた。序盤と第2スティント終盤のインターミディエイトタイヤの管理が鍵となった。それが大きな違いを生み出した。今日のルイス(ハミルトン/メルセデス)は別次元だった。いったん僕を追い抜いたら彼はレースをコントロールしたよ。だから2位は僕たちが達成できるベストだったし、レッドブルとフェラーリを後ろに抑える素晴らしい仕事をした。マックス(フェルスタッペン/レッドブル)が僕を追いかけている時は状況が分からなかった。水しぶきがひどくて、ミラーが曇っていたんだ。マックスがワイドになったのを見たと思ったら消えてしまった。レースの最後もシャルル(ルクレール/フェラーリ)とクレイジーな展開だったよ! 僕がターン9でちょっとミスをしてしまい、シャルルが前に出たんだけど、僕はターン11でシャルルの前にカットバックできて、そしたらセブ(ベッテル/フェラーリ)までついてきたんだ! みんな今日の結果をすごく喜んでいる。チームの素晴らしい努力のたまものだ。今夜は楽しむよ!」

ランス・ストロール

「今日、何が起こったのかを理解するのは本当に難しいから、いったん帰って、それを理解する必要がある。ポールポジションから良いスタートを切り、最初のスティントで10秒以上のリードを築くことができた。これは、良い結果を得るための第2スティントに向けた基盤となった。レース中ずっと、インターミディエイトタイヤのグレイニングに苦労した。グレイニングがとても難しく、スリックを使う状況は来そうになかったからチームは正しい判断をしてピットに呼んでくれた。しかし、その後、2セット目のインターミディエイトにかなりのグレイニングが起こり、順位を取り戻すためのプッシュができなかった。後から考えると、ステイアウトしていればタイヤがきれいになったかもしれないが、今それを言うことは簡単だ。昨日ポールを獲得したことは素晴らしい成果だったが、ポイントは日曜日に獲得するものだ。たくさんの周回をリードするのは楽しかったが、あれじゃ足りない! 今日、僕はフラストレーションが溜まっているけど、チェコ(ペレス)は貴重なポイントを獲得したから、最後の数レースに集中していくよ」

オトマー・サフナウアー(チーム代表兼CEO)

「チェコ(ペレス)が見事なドライブを披露し、チームにとって表彰台は素晴らしい結果だ。2台ともが、非常に難しいコンディションでレースの大半をリードしたという事実はとても誇らしいことだと思っている。チェコはわれわれが期待していた通り、序盤はウエットタイヤを非常にうまく管理し、チームもインターミディエイトに切り替えるタイミングを完璧にやってのけた。48周にわたって路面が変わりゆく中、インターミディエイトを管理するのは本当に大きなチャレンジだったが、それをやり遂げて2位を確保してくれた。ランスが彼にふさわしい結果を得られなかったことが悔しい。ポールポジションからのスタートにかかるプレッシャーを本当にうまく対処した。今日の彼はミスなく、タイヤが期待通りに機能していたときには10秒以上のリードを築いていた。コンディションの判断が難しかったものの、結局のところ訪れることのなかったスリックのコンディションを待つのではなく、ランスがインターミディエイトに交換するタイミングに関して適切な判断をくだせたと思っている。ランスが新しいインターミディエイトのグレイニングにあれほど苦労した理由は調べてみなければならない。あのせいでチェコとともに表彰台に上ることができなかったのだからね。それでも、チームがコンストラクターズ選手権3位に返り咲いた今日の結果は思い出深いものになった。シーズンのラスト数戦に向けて素晴らしい後押しになるはずだ」

【SC/K/C】