黄旗無視でノリスに5グリッド降格処分、ストロールはおとがめなし

マクラーレンのランド・ノリス【トルコGP/イスタンブール、2020年11月14日(McLaren)】


14日(土)に実施されたシーズン第14戦トルコGP予選で黄旗が振られているにもかかわらず、自己ベストタイムを記録していたとしてマクラーレンのランド・ノリスに5グリッド降格処分が科された。

もう1台のマクラーレンを駆るカルロス・サインツも、セルジオ・ペレス(レーシング・ポイント)の走行を妨害したとして3グリッド降格ペナルティを受けており、ウエットコンディションでタイヤをうまく機能させられずにQ2敗退を喫したマクラーレンにとって、状況はさらに悪化の一途をたどった。

ノリスとサインツはそれぞれ予選を11番手と13番手で終えていたが、スターティンググリッドはサインツが15番手、ノリスが16番手に後退する。

ノリスが違反に問われたのは予選Q1のベストタイムを記録したラップだ。当時、ウィリアムズのニコラス・ラティフィがコースオフを喫してグラベルに乗り上げたターン8付近は、ダブルイエローフラッグが振られていたが、スチュワードによれば本来ならラップを断念すべきところ、急速な路面コンディションの変化も相まって自己ベストを刻むラップとなってしまい、レギュレーションに違反したとみなしたとのこと。

スチュワードは声明の中で「スチュワードはカーナンバー4のドライバー(ランド・ノリス)とチーム代表者からヒアリングを実施するとともに、映像、無線、テレメトリー、マーシャリングシステムの証拠を検証した。カーナンバー4はカーナンバー6(ニコラス・ラティフィ)の一件でダブルイエローフラッグが振られていたターン8にアプローチした。テレメトリーはカーナンバー4が同セクターで低速したものの、インシデント後にスピードが回復していたことを示している」と説明した。

「カーナンバー4はチームに対してラップを断念すべきかと尋ねたものの、路面コンディションが急速に変化していたことからステイアウトするよう言われた。カーナンバー4はラップを完了しており、それがQ1における彼のファステストラップとなった。スチュワードはカーナンバー4がクイックラップをまとめようとしていたわけでないことを理解しつつも、路面コンディションの変化によってそれが実現されており、したがって、上述のレギュレーションに違反したとみなす」

「FIA国際競技規則第15条、ならびにFIA司法および懲罰規則第10条1項1号に則り、当該期間内であれば、コンペティターはスチュワードが下した特定の裁定に対して控訴する権利を有している」

ノリスと同じく、予選終了後に黄旗無視の疑いでスチュワードから呼び出しを受けていたレーシング・ポイントのランス・ストロールについては、「テレメトリーではカーナンバー18(ストロール)が明らかにスロットルを緩めており、(黄旗が掲示されていた)コーナーを惰力進行し、インシデントがクリアになってから加速していた」ことが確認されたため、おとがめなしの裁定に至ったと説明している。

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