見事な追い抜きを披露したガスリー、「楽しかった!」

アルファ・タウリのピエール・ガスリー【ポルトガルGP/アルガルベ、2020年10月25日(Getty Images / Red Bull Content Pool)】
アルファ・タウリのピエール・ガスリー【ポルトガルGP/アルガルベ、2020年10月25日(Getty Images / Red Bull Content Pool)】

25日(日)、シーズン第12戦ポルトガルGP決勝レースに挑んだアルファ・タウリのピエール・ガスリーが5位入賞を果たすも、チームメイトのダニール・クビアトは19位完走にとどまった。

ダニール・クビアト

「イケてないレースだった。1周目の時点ですでにポジションが悪かったから、それ以降はあまりできることがなかった。かなり難しくて、タイヤの感触が悪く、熱が足りていないような感じだった。最初の数ラップではとにかくグリップが得られずに苦戦した。風が吹いていて状況は楽にはならなかったけど、それは普通だし、こういうコンディションの時はいつもトリッキーだ。良いレースもあれば悪いレースもある。今日は僕にとって悪いレースの日だった。分析して、最初の数ラップでタイヤ温度に何が起きていたのか調べてみる。そして来週は強くなって戻ってくるよ」

ピエール・ガスリー

「今回のレースは本当に楽しかった! コックピットの中はとても面白くて、接戦のバトルもすごく楽しかった。ソフトタイヤの感触がすごく良くて、スタートではうまくタイヤを管理できたし、他のマシンがタイヤに苦しみ始めた時にプッシュできて、ルノー勢、マクラーレン勢、そして最後はレーシング・ポイントをパスすることができた。中団チームの僕たちにとって、上位3チームの後ろで5位というのは小さな勝利のようなものだから、この結果にはすごく満足している。特に、金曜日の夜にガレージのみんなが僕のために完全に新しいマシンを組み直してくれて、本当によく頑張ってくれたから、今日は彼らに5位をプレゼントすることができてすごくうれしいよ」

クラウディオ・バレストリ(車両パフォーマンス担当チーフエンジニア)

「初めてのコースということでいくつか不確実な要素はあったが、今日は良いレースができた。オープニングラップは雨粒も落ちてきていてグリップレベルが低く、そのためダニールはいくつかポジションを落とした。われわれもリカバーに最善を尽くしたが、最終的に彼は19位でフィニッシュした。もう片方のガレージのピエールは、全ての異なるコンパウンドで非常に良いペースを見せ、何度か素晴らしいオーバーテイクを成功させて、驚きの5位フィニッシュを飾った。チームとしてわれわれは良い仕事をした。タイヤ、燃料、そしてブレーキマネジメントの面で難しいレースで、マシンが可能な限りベストなパフォーマンスを出せるように最適化することができた。次に向かうイモラでもこの勢いを保ち、再びポイント争いがしたいものだ」

フランツ・トスト(チーム代表)

「まず、ここポルティマンが素晴らしいレースになったことに対して、オーガナイザーを祝福したい。ここでF1が初めて開催され、ポルティマンは素敵な町、素晴らしい会場だった。将来また戻ってこられることを切に願う。グランドスタンドにたくさんの観客がいたのもうれしく、とても良い雰囲気だった。レースではわれわれのスタートはうまくいかず、ピエール(ガスリー)がオープニングラップで10番手、リカルド(ルノー)にポジションを奪われたが、彼はすぐにリカバリーし、中盤には5番手まで上がっていた。最初のスティントで、オプションタイヤが予想以上に機能していたので、スティントを延長して28周目にプライムにタイヤを交換した。これにより2ストップ戦略から1ストップに変更した。この判断が正しかったことに疑いの余地はなかった。われわれのクルマはプライムタイヤに適しており、最初の数周はタイヤを適温に上げるのが難しかったが、そのうちリカルドをオーバーテイクすることができたからだ。彼はその後、コンスタントに速いラップタイムを出し、レース終盤にはペレス(レーシング・ポイント)に追いつき、素晴らしいオーバーテイクを見せて5位でフィニッシュした。チームとしては9戦連続でポイント獲得という記録になり、チーム全体におめでとうと言いたい。われわれにとっては、ピエールのバッテリーがFP2で燃えたことにより、金曜日から土曜日にかけて完全に新しいクルマを組み上げるという難しい週末だった。メカニックたちはミス無くこの仕事をやってのけてくれた。今日は戦略が本当にうまく機能し、ピットストップも速く、5位というのは至極当然の結果だ」

【SC/M/N】