スタート練習の位置を間違えたメルセデス【ロシアGP:ペナルティ】

レーススタート【ロシアGP/ソチ、2020年9月27日(Pirelli)】


シーズン第10戦ロシアGPではレコノサンスラップ中に行ったスタート練習の位置が不適切だったという珍しい理由でメルセデスのルイス・ハミルトンにペナルティが科された。

レースディレクターの指示書ではスタート練習について「ピット出口のライトを超えた後の右サイドのみで行うことが可能であり、疑わしいケースを避けるため、これにはレースに向けてピット出口がオープンになっている期間のすべてが含まれる」とされていた。

ハミルトンはこのルールに違反したことから、2回のピット練習についてそれぞれ5秒のタイムペナルティを言い渡されている。一方、このピット練習はチームの指示にしたがって行われたものであることが確認されたため、当初ハミルトンに科されたドライバーのスーパーライセンスに対するペナルティポイントは取り消された。

また、レース中にはターン2についての指示を守っていなかったとしてダニエル・リカルド(ルノー)とアレックス・アルボン(レッドブル)が5秒のタイムペナルティを受けている。

その他を含め、ロシアGPの週末を通してスチュワードが審議し、何らかの処分を下したインシデントおよびペナルティの詳細は以下の通り。

ロシアGP初日:9月25日(金)

【金曜フリー走行1回目】

◆ターン2出口のコース逸脱によるタイム抹消
違反内容:ターン2の出口でコースを逸脱、FIA国際スポーティングコード附則L第4章2項(c)に違反、およびレースディレクターの指示書第20条不服従
裁定:FIA国際スポーティングコード第12条3項1号eおよびFIA F1スポーティングレギュレーション第31条4項に基づくタイム抹消

[違反時間 カーナンバー. ドライバー(コンペティター)/抹消タイム]

11時19分38秒 55. カルロス・サインツ(フェラーリ)/17分01秒167、アウトラップ
11時26分54秒 18. ランス・ストロール(レーシング・ポイント)/2分22秒030
12時29分39秒  8. ロマン・グロージャン(ハースF1)/1分45秒737

裁定理由:スチュワードは映像を確認し、レースディレクターからタイミングインフォメーションを受け取った。上記マシンはコースを逸脱した。このペナルティはレースディレクターの指示書第20条、およびFIA国際スポーティングコード第12条3項1号eに基づいて適用されている。

【金曜フリー走行2回目】

◆ターン2出口のコース逸脱によるタイム抹消
違反内容:ターン2の出口でコースを逸脱、FIA国際スポーティングコード附則L第4章2項(c)に違反、およびレースディレクターの指示書第20条不服従
裁定:FIA国際スポーティングコード第12条3項1号eおよびFIA F1スポーティングレギュレーション第31条4項に基づくタイム抹消

[違反時間 カーナンバー. ドライバー(コンペティター)/抹消タイム]

15時09分03秒  4. ランド・ノリス(マクラーレン)/2分15秒706
15時28分32秒 18. ランス・ストロール(レーシング・ポイント)/2分03秒260

裁定理由:スチュワードは映像を確認し、レースディレクターからタイミングインフォメーションを受け取った。上記マシンはコースを逸脱した。このペナルティはレースディレクターの指示書第20条、およびFIA国際スポーティングコード第12条3項1号eに基づいて適用されている。

ロシアGP2日目:9月26日(土)

【土曜フリー走行】

◆ターン2出口のコース逸脱によるタイム抹消
違反内容:ターン2の出口でコースを逸脱、FIA国際スポーティングコード附則L第4章2項(c)に違反、およびレースディレクターの指示書第20条不服従
裁定:FIA国際スポーティングコード第12条3項1号eおよびFIA F1スポーティングレギュレーション第31条4項に基づくタイム抹消

[違反時間 カーナンバー. ドライバー(コンペティター)/抹消タイム]

12時30分40秒 63. ジョージ・ラッセル(ウィリアムズ)/1分39秒506
12時52分39秒 23. アレックス・アルボン(レッドブル)/1分34秒603

裁定理由:スチュワードは映像を確認し、レースディレクターからタイミングインフォメーションを受け取った。上記マシンはコースを逸脱した。このペナルティはレースディレクターの指示書第20条、およびFIA国際スポーティングコード第12条3項1号eに基づいて適用されている。

◆キミ・ライコネン(アルファロメオ・レーシング)
違反内容:ピットレーンを時速70.3kmで走行、FIA F1スポーティングレギュレーション第22条10項に違反
裁定:アルファロメオ・レーシングに罰金1,000ユーロ(約12万円)
裁定理由:カーナンバー7(ライコネン)が本イベントにおいて時速60kmと定められているピットレーンの速度制限を時速10.3km超過したため。

【予選】

◆ターン2出口のコース逸脱によるタイム抹消
違反内容:ターン2の出口でコースを逸脱、FIA国際スポーティングコード附則L第4章2項(c)に違反、およびレースディレクターの指示書第20条不服従
裁定:FIA国際スポーティングコード第12条3項1号eおよびFIA F1スポーティングレギュレーション第31条4項に基づくタイム抹消

[違反時間 カーナンバー. ドライバー(コンペティター)/抹消タイム]

15時04分43秒 44. ルイス・ハミルトン(メルセデス)/1分34秒265
15時04分50秒  8. ロマン・グロージャン(ハースF1)/1分34秒980
15時04分55秒 20. ケビン・マグヌッセン(ハースF1)/1分55秒588
15時05分90秒 10. ピエール・ガスリー(アルファ・タウリ)/2分22秒558
15時48分41秒 44. ルイス・ハミルトン(メルセデス)/13分52秒728、アウトラップ

裁定理由:スチュワードは映像を確認し、レースディレクターからタイミングインフォメーションを受け取った。上記マシンはコースを逸脱した。このペナルティはレースディレクターの指示書第20条、およびFIA国際スポーティングコード第12条3項1号eに基づいて適用されている。

◆アレックス・アルボン(レッドブル)
違反内容::ギアボックス交換、FIA F1スポーティングレギュレーション第23条5項(a)に違反
裁定:5グリッド降格
裁定理由:カーナンバー23(アルボン)のギアボックスが6戦連続の使用期間が経過する前に変更されたため。

◆ニコラス・ラティフィ(ウィリアムズ)
違反内容::ギアボックス交換、FIA F1スポーティングレギュレーション第23条5項(a)に違反
裁定:5グリッド降格
裁定理由:カーナンバー6(ラティフィ)のギアボックスが6戦連続の使用期間が経過する前に変更されたため。

ロシアGP決勝:9月27日(日)

◆カーナンバー11とカーナンバー18(レーシング・ポイント)のリアブレーキダクト
違反内容:カーナンバー18ならびにカーナンバー11のリアブレーキダクト、FIA F1スポーティングレギュレーション第2条1項および第3条2項に違反
裁定:今後の調査の必要なし、おとがめなし
裁定理由:BWTレーシング・ポイントF1チームは2020年ロシアGPで使用されたリアブレーキダクトが2020年シュタイアーマルクGP以降のF1イベントで使用されたものと同一の仕様だと認める書面を提出した。2020年8月7日付のスチュワードの上告裁定、および2020年トスカーナGPの裁定を参照し、その文脈に沿い、スチュワードはさらなる報告や前述のブレーキダクトの調査を求める必要はないと考える。

【レコノサンスラップ】

◆ルイス・ハミルトン(メルセデス)
違反内容:スタート練習時の違反行為、FIA国際スポーティングコード第12条1項1号(i)違反、および13時32分のスタート練習の位置がイベント指示書(第3版)19.1の規定違反、ならびにFIA F1スポーティングレギュレーション第36条1項に不服従
裁定:5秒のタイムペナルティ、およびメルセデスに罰金2万5,000ユーロ(約310万円)
裁定理由:スチュワードはチームから、カーナンバー44のドライバー(ハミルトン)はチームの指示により誤った場所でスタートの練習を実行していたというチームからの情報を受け取った。また、当該チームと当該ドライバーの間でなされた無線通信を聞くことでスチュワードはこれを確認している。
この情報に基づき、スチュワードはドキュメント46におけるこの判断を取り消し、科したペナルティポイントを取り下げる一方、コンペティター(メルセデス)に罰金2万5,000ユーロ(約310万円)を科す。

◆ルイス・ハミルトン(メルセデス)
違反内容:スタート練習時の違反行為、FIA国際スポーティングコード第12条1項1号(i)違反、および13時35分のスタート練習の位置がイベント指示書(第3版)19.1の規定違反、ならびにFIA F1スポーティングレギュレーション第36条1項に不服従
裁定:5秒のタイムペナルティ
裁定理由:スチュワードはチームから、カーナンバー44のドライバー(ハミルトン)はチームの指示により誤った場所でスタートの練習を実行していたというチームからの情報を受け取った。また、当該チームと当該ドライバーの間でなされた無線通信を聞くことでスチュワードはこれを確認している。
この情報に基づき、スチュワードはドキュメント47におけるこの判断を取り消し、科したペナルティポイントを取り下げる。

【決勝】

◆ターン2出口のコース逸脱によるタイム抹消
違反内容:ターン2の出口でコースを逸脱、FIA国際スポーティングコード附則L第4章2項(c)に違反、およびレースディレクターの指示書第20条不服従
裁定:FIA国際スポーティングコード第12条3項1号eおよびFIA F1スポーティングレギュレーション第31条4項に基づくタイム抹消

[違反時間 カーナンバー. ドライバー(コンペティター)/抹消タイム]

15時00分21秒  3. ダニエル・リカルド(ルノー)/1分41秒123
15時24分17秒  8. ロマン・グロージャン(ハースF1)/1分43秒656
15時27分45秒  8. ロマン・グロージャン(ハースF1)/1分45秒760
15時38分37秒  8. ロマン・グロージャン(ハースF1)/1分41秒542
15時42分48秒 23. アレックス・アルボン(レッドブル)/1分40秒144

裁定理由:スチュワードは映像を確認し、レースディレクターからタイミングインフォメーションを受け取った。上記マシンはコースを逸脱した。このペナルティはレースディレクターの指示書第20条、およびFIA国際スポーティングコード第12条3項1号eに基づいて適用されている。

◆ダニエル・リカルド(ルノー)
違反内容:ターン2におけるレースディレクターの指示不服従、FIA国際スポーティングコード第12条1項1(i)に違反およびイベント指示書(第3版)22の規定違反
裁定:5秒のタイムペナルティ、およびペナルティポイント1点(12カ月有効)
裁定理由:カーナンバー3(リカルド)はターン2でコースを逸脱し、イベント指示書22.1に定められるレースディレクターの指示に従わなかった。

リカルドの累積ペナルティポイント:3ポイント(2020年9月27日時点)

◆アレックス・アルボン(レッドブル)
違反内容:ターン2におけるレースディレクターの指示不服従、FIA国際スポーティングコード第12条1項1(i)に違反およびイベント指示書(第3版)22の規定違反
裁定:5秒のタイムペナルティ、およびペナルティポイント1点(12カ月有効)
裁定理由:カーナンバー23(アルボン)はターン2でコースを逸脱し、イベント指示書22.1に定められるレースディレクターの指示に従わなかった。

アルボンの累積ペナルティポイント:5ポイント(2020年9

【A】