ハミルトンへのペナルティポイントは取り消しに

メルセデスのルイス・ハミルトン【ロシアGP/ソチ、2020年9月27日(Mercedes-AMG Petronas Formula One Team)】
メルセデスのルイス・ハミルトン【ロシアGP/ソチ、2020年9月27日(Mercedes-AMG Petronas Formula One Team)】

FIAがロシアGP決勝レースでメルセデスのルイス・ハミルトンに科した2点のペナルティポイントを取り消すと発表した。

ハミルトンはレースに先だってダミーグリッドに向かう際、指定されている場所ではない位置でスタート練習をしており、これが違反に問われてレース中に2つの5秒ペナルティを受けた。ポールシッターとして決勝レースに挑んだハミルトンは処分が発表された時点でラップリーダーの座についていたが、最初のピットストップのタイミングで合計10秒のタイムペナルティを消化しなければならず、隊列に戻った後に必死の追い上げを見せて3位表彰台に上るも、優勝は逃している。

ハミルトンにはソチ・オートドロームでミハエル・シューマッハが持つ最多91勝の記録に肩を並べるチャンスがあったが、次戦以降に持ち越しとなった。

レーススチュワードは2つのタイムペナルティに加え、それぞれの処分にスーパーライセンスに対して付与されるペナルティポイントの1点も科しており、2点が加算されたハミルトンのペナルティポイントは合計10点に増えていた。12カ月有効のペナルティポイントは合計が12点になると、自動的に1レースの出走停止処分が科される。

しかしながら、レースが終了してほどなく、スチュワードがその裁定を覆した。

声明には「カーナンバー44のドライバー(ハミルトン)はチームの指示により誤った場所でスタートの練習を実行していたというチームからの情報を受け取った。また、当該チームと当該ドライバーの間でなされた無線通信を聞くことでスチュワードはこれを確認している」と記され、次のように続いている。

「この情報に基づき、スチュワードはドキュメント47におけるこの判断を取り消し、科したペナルティポイントを取り下げる」

ハミルトンがチームの指示でスタート練習に臨んでいたことが分かり、通常ならドライバーに危険行為があった場合などに科せられるペナルティポイントの対象ではないとの判断が下されたのだ。これでハミルトンはあと2点に迫っていた1戦の出場停止までの猶予を少し伸ばすことになる。

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