リザルトを左右するペナルティはなし【ベルギーGP:ペナルティ】

ルノーのエステバン・オコン【ベルギーGP/スパ・フランコルシャン、2020年8月30日(Renault Sport)】


シーズン第7戦として実施された2020年ベルギーGPではレースの結果を左右するようなペナルティは発令されなかった。

土曜フリー走行ではラインから退くことが可能ながらも後続車の走行を妨害するような動きをしたレーシング・ポイントのセルジオ・ぺレスに警告が科されている。

その他を含め、ベルギーGPの週末を通してスチュワードが審議し、何らかの処分を下したインシデントおよびペナルティの詳細は以下の通り。

ベルギーGP初日:8月28日(金)

【金曜フリー走行1回目】

◆ターン19出口のコース逸脱によるタイム抹消
違反内容:ターン19の出口でコースを逸脱、FIA国際スポーティングコード附則L第4章2項(c)に違反、およびレースディレクターの指示書第20条不服従
裁定:FIA国際スポーティングコード第12条3項1号eおよびFIA F1スポーティングレギュレーション第31条4項に基づくタイム抹消

[違反時間 カーナンバー. ドライバー(コンペティター)/抹消タイム、翌周の抹消タイム]

12時25分53秒 10. ピエール・ガスリー(アルファ・タウリ)/1分47秒850、ピットレーン

裁定理由:スチュワードは映像を確認し、レースディレクターからタイミングインフォメーションを受け取った。上記マシンはコースを逸脱した。このペナルティはレースディレクターの指示書第20条、およびFIA国際スポーティングコード第12条3項1号eに基づいて適用されている。

◆ターン9出口のコース逸脱によるタイム抹消
違反内容:ターン9の出口でコースを逸脱、FIA国際スポーティングコード附則L第4章2項(c)に違反、およびレースディレクターの指示書第20条不服従
裁定:FIA国際スポーティングコード第12条3項1号eおよびFIA F1スポーティングレギュレーション第31条4項に基づくタイム抹消

[違反時間 カーナンバー. ドライバー(コンペティター)/抹消タイム]

11時29分15秒 10. ピエール・ガスリー(アルファ・タウリ)/2分22秒567
11時34分42秒 33. マックス・フェルスタッペン(レッドブル)/1分45秒647
12時22分49秒 55. カルロス・サインツ(マクラーレン)/1分50秒8775

裁定理由:スチュワードは映像を確認し、レースディレクターからタイミングインフォメーションを受け取った。上記マシンはコースを逸脱した。このペナルティはレースディレクターの指示書第20条、およびFIA国際スポーティングコード第12条3項1号eに基づいて適用されている。

(金曜フリー走行2回目はペナルティなし)

ベルギーGP2日目:8月29日(土)

【土曜フリー走行】

◆ターン19出口のコース逸脱によるタイム抹消
違反内容:ターン19の出口でコースを逸脱、FIA国際スポーティングコード附則L第4章2項(c)に違反、およびレースディレクターの指示書第20条不服従
裁定:FIA国際スポーティングコード第12条3項1号eおよびFIA F1スポーティングレギュレーション第31条4項に基づくタイム抹消

[違反時間 カーナンバー. ドライバー(コンペティター)/抹消タイム、翌周の抹消タイム]

12時25分53秒  7. キミ・ライコネン(アルファロメオ・レーシング)/1分45秒425、2分30秒994

裁定理由:スチュワードは映像を確認し、レースディレクターからタイミングインフォメーションを受け取った。上記マシンはコースを逸脱した。このペナルティはレースディレクターの指示書第20条、およびFIA国際スポーティングコード第12条3項1号eに基づいて適用されている。

◆セルジオ・ぺレス(レーシング・ポイント)
違反内容:カーナンバー8(ロマン・グロージャン/ハースF1)の進路を妨害、FIA F1スポーティングレギュレーション第31条5項に違反
裁定:警告(FIA国際スポーティングコード第12条3項1号(a)に従う)
裁定理由:スチュワードはカーナンバー11のドライバー(ペレス)とチームの代表者から事情を聴取し、複数の角度からとらえた証拠映像やドライバーへの無線連絡を確認した。カーナンバー11が不必要にカーナンバー8の進路を妨害したのは明らかだった。カーナンバー11のドライバーはカーナンバー8の接近についてチームから警告を受け、カーナンバー8に“トウ”を与えるために加速したことを認めている。彼はオフラインに移動することも可能だったと認めた。フリー走行における走行妨害については通常のアクションは取られないものの、レースディレクターがこの部分に重点を置いていることを鑑み、スチュワードは本件に対して正式な警告を科すると同時に、これまでと同様、予選での走行妨害には特別に注意を払うことをここに記す。

(予選はペナルティなし)

ベルギーGP決勝:8月30日(日)

◆カーナンバー11とカーナンバー18のブレーキダクトアセンブリ
2020年ベルギーGPの予選セッションで使用されたBWTレーシング・ポイントF1チームのカーナンバー11とカーナンバー18のリアブレーキダクトアセンブリはシュタイアーマルク、ハンガリー、イギリス、F1 70周年記念、スペインの各グランプリで使用されたものと同じである可能性が高い。2台ともパルクフェルメ状態に置かれているため、2020年ベルギーGP決勝でも同一のブレーキダクトアセンブリが使用される見込みである。

【決勝】

◆ターン9出口のコース逸脱によるタイム抹消
違反内容:ターン9の出口でコースを逸脱、FIA国際スポーティングコード附則L第4章2項(c)に違反、およびレースディレクターの指示書第20条不服従
裁定:FIA国際スポーティングコード第12条3項1号eおよびFIA F1スポーティングレギュレーション第31条4項に基づくタイム抹消

[違反時間 カーナンバー. ドライバー(コンペティター)/抹消タイム]

15時22分11秒 10. ピエール・ガスリー(アルファ・タウリ)/1分51秒803
15時25分54秒 18. ランス・ストロール(レーシング・ポイント)/1分51秒826
16時19分25秒  4. ランド・ノリス(マクラーレン)/1分49秒077
16時23分23秒  8. ロマン・グロージャン(ハースF1)/1分50秒636

裁定理由:スチュワードは映像を確認し、レースディレクターからタイミングインフォメーションを受け取った。上記マシンはコースを逸脱した。このペナルティはレースディレクターの指示書第20条、およびFIA国際スポーティングコード第12条3項1号eに基づいて適用されている。

◆カーナンバー11とカーナンバー18(レーシング・ポイント)のリアブレーキダクト
違反内容:カーナンバー18ならびにカーナンバー11のリアブレーキダクトの類似性、2020年FIA F1スポーティングレギュレーション附則6に違反
裁定:チームに対する戒告
裁定理由:スチュワードは技術委員にBWTレーシング・ポイントF1チームのカーナンバー18とカーナンバー11のブレーキダクトを調査するよう指示した。技術委員の報告は両マシンのブレーキダクトが過去5回のグランプリで使用されたものとおそらく同じだと結論づけている。これを受け、スチュワードはレーシング・ポイントの代表者を招集しており、代表者は書面でこれらのブレーキダクトが過去5戦で使用されたのと同じ設計によるものだと認めた。したがって、本件における状況は過去5戦と同一である。

ルノーDPワールドF1チームがBWTレーシング・ポイントF1チームのマシンに対して申し立てた抗議について審問すべく、それ以前の3戦のスチュワードを任命した機関によって2020年8月5日(水)にスチュワードの特別パネルが形成された。

スチュワードは特別パネルの裁定、およびF1 70周年記念GPとスペインGPのスチュワードの最低に留意している。2020年ベルギーGPのスチュワードは、スチュワードによるレギュレーションの解釈が道理にかなって一定していることがスポーツの秩序ある実施にとって重要だとするこれまでのイベントのスチュワードの考えに配慮する。2020年ベルギーGPのスチュワードは全体としてその考え方と、可能な場合はペナルティには一貫性が保たれるべきとの見方を支持する。

さらに、現時点で本件はFIA国際控訴審判所へ上訴されており、審判所が“新たに”この件について聴聞を行う。よって、スチュワードはシュタイアーマルクGP、ハンガリーGP、イギリスGPに関連した特別パネルの裁定に沿い、彼らが発見した事実、裁定理由、ペナルティ選択の背景にある理由を参照することによってここに包含する。

今回の裁定は総体として特別パネルの裁定と一貫するものとして受け取られ、同じ結論を出さなければならない。スチュワードはBWTレーシング・ポイントF1チームが2020年FIA F1スポーティングレギュレーション附則6に違反しているとの裁定を下し、カーナンバー18とカーナンバー11をオペレートする当該チームに戒告を科す。

【A】