最後の1チーム、アルファロメオF1が新車C42を本公開

アルファロメオF1の2022年型マシンC42【Alfa Romeo F1 Team ORLEN】


今週スペインで行われた3日間のプレシーズンセッションではカモフラージュ模様をまとって走行していたアルファロメオF1チーム・オーレンの2022年型マシン、C42が27日(日)、本来の姿で公開された。

これはバジェットキャップとF1新時代のレギュレーションに沿ってヒンウィルで製造された最初のマシンで、設計を担当したのはテクニカルディレクターのジャン・モンショーが率いるチームだ。

カラーリングを手掛けたのはアルファロメオの有名なチェントロスティーレ(デザインセンター)で、鮮烈な印象を与えながらもどこか懐かしさを感じさせ、アルファロメオとザウバー・モータースポーツがこれまで生み出してきた歴史的デザインを思い起こさせるものとなっている。

「シーズンの始まりというのはいつでもエキサイティングな時期だ。それは何百人もの人々が長時間をかけてきた努力の成果を見る時だ」とチーム代表のフレデリック・バッサーは述べた。「われわれがC42のレースを心待ちにするのは、これが新レギュレーションサイクルの中で作られた最初のマシンで、より接近したスリリングなレースが予想されるからというだけでなく、このマシンが上位グリッドに向けてチームが大きなステップを踏み出す助けになると強く信じているからだ」

設計者のモンショーはマシンを作り上げた成果に満足しつつ、ここから新たな開発競争が始まると述べている。「C42を公開することによって、新たなシーズンのスタートだと感じるかもしれない。だが、われわれはこのお披露目がもっとはるかに長い旅路の単なるマイルストーンに過ぎないことを知っている。そのためにヒンウィルのスタッフ全員が本当に多くの時間、リソース、そしてエネルギーを注いできた。このマシンの設計と製造は一大事業だった。われわれは自分たちの達成したものを誇りにできるが、仕事は終わっていない。新ルールのサイクルではいつもそうだが、今シーズンの開発曲線は非常に急激なカーブを描くことになる。自分たちが目標に定めた進歩を遂げるためには、C42から常にパフォーマンスを引き出し続ける必要がある」

レースで新車のステアリングを握るのはF1で10勝を経験しているバルテリ・ボッタスと、2022年唯一のルーキーで史上初の中国人レギュラードライバーとなる周冠宇(ゾウ・グァンユウ)だ。リザーブドライバーは引き続きロバート・クビサが務めることになる。

トラブルに悩まされ、バルセロナでは3日間で56周と少ない走行に終わったボッタスだが、「僕たちの新車、C42に好印象を受けた」と述べている。「本当に美しいカラーリングだと思う。アルファロメオ・チェントロスティーレは素晴らしい仕事をしたね。僕のアルファロメオF1チーム・オーレンでの最初のマシンだから、もちろん特別なマシンだし、これに乗ってバーレーンのグリッドに並ぶのがすごく楽しみだ。最初のレースがどんな展開になるのか、誰にも分からないところがエキサイティングだ。テストは自分たちのいる位置について、そしてマシンの進歩について、予想を確かめるのに役立ったけど、今、僕たちは本当に重要な瞬間に近づいてきている。ここに来てから僕はチームの中にとても大きなモチベーションがあるのを見てきた。みんながすごくプッシュしていて、コンペティティブになるために他の人たちよりハードに働こうとしている。コックピットにいる時に、それが僕にさらなる力を与えてくれるんだ」

シーズンデビューに向けて、周は次のようにコメントした。「シーズンに向けて気分は最高潮だし、レース仕様のC42のカラーリングを見て、本当なんだと実感している。僕たちは新車、新レギュレーションによる新時代の始まりに立っているんだ。みんながゼロからのスタートだから、全チームに前進の機会がある。アルファロメオF1チーム・オーレンは僕が仲間になった時から本当に親切にしてくれて、ヒンウィルとサーキットにいるみんなのハードワーク、コミットメントとモチベーションを見ると、誇りと興奮でいっぱいになる。このクルマでグリッドに並び、僕たちが一緒に目指しているリザルトを僕のチームと持ち帰るのが待ちきれない」

マシンの開発を支えるクビサは「新たなシーズンのスタートというのはいつも、期待、願いと計画が一緒にやってくるものだ」と述べた。「今年は新レギュレーションによって、少し未知の世界に飛び込むことになるから、さらにリスクは大きくなる。このクルマ、C42にはとてつもなく多くの仕事が投入されてきた。チームが何を達成できるのか、見るのが楽しみだよ。僕は自分の役目として、クルマの開発のために可能な限りの手助けをしたいと思っている。クルマのライフタイムにおいてこの段階での改善マージンがどれほど大きいかはみんな知っていて、アップグレードのたびに変わっていくんだ。だから、コースで結果を出すために、僕たちが本部でする仕事がすごく重要になる」

「いよいよ公開。#C42をご紹介しましょう」

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