「全体的には本当にポジティブなテスト」だったと角田

アルファタウリのピエール・ガスリー【バルセロナテスト/バルセロナ、2022年2月25日(Getty Images / Red Bull Content Pool)】


25日(金)、カタロニア・サーキットで実施されたプレシーズンテスト最終日に臨んだアルファタウリは午前のセッションをピエール・ガスリーが担当し、午後には角田裕毅がステアリングを握る予定だったが、午前の走行中にトラブルに見舞われ、以降の走行を断念することになった。

ガスリーは40周を走れたものの、角田は走行距離を追加できずにバルセロナを後にする。

ピエール・ガスリー

「生産的なテストだったし、今回の新しいマシンがコース上でどういう挙動を見せるのか、誰にとってもかなり面白かったんじゃないかな。走るたびにマシンについてたくさん学んだし、ドライビングに関しては今回の新車の対応方法を探りながら、それを最大化できたと思う。本当にいい感じ。もちろん、現時点ではパフォーマンス的にどうかというのは分からないから、今回のテストは自分自身に集中して、ドライバーとしてパフォーマンスをさらに見いだすためにはマシンに何が必要なのかをチームが理解できるように、良いフィードバックをもたらせられるように専念した。見た目はもちろんそうだけど、レスポンスやコーナーへの入り方、ブレーキングなど、この手のマシンをドライブするのはかなり違っている。いろんなことを試しながらマシンバランスに合うように自分のドライビングを微調整しているところ。すべてが学習のプロセスだ。残念だけど、今朝の走行中にタイヤをロックアップしてしまい、マシンを傷めてしまったけど、テストは限界を見いだすことがすべてだし、3日間を通して貴重なデータをたくさん集められている。もちろん、今回は最初のテストだし、バーレーンでの3日間のテストまでに分析すべきことがたくさんある」

角田裕毅

「バルセロナでのテストは良い3日間だったと思います。本当に生産的でしたし、新車についてたくさん学べました。アブダビからずっと、またドライブするのが楽しみだったんです。特に今回は完全に新しいマシンになると分かっていたので。AT03を知るための時間を楽しんでいます。バーレーンでの次回テストまでにやるべきことがたくさんありますし、自分の作業としては今回の新車に合わせてドライビングスタイルをもう少し調整しないといけないと思っています。ただ、全体的には本当にポジティブなテストでした。今日は午後のセッションを完了できずに残念でしたが、テストですし、こういうこともあります。初戦までにまだバーレーンで3日間あるので、それまでにできる限り準備を整え、シーズンをしっかりとスタートできるようにしたいです」

ジョディ・エギントン(テクニカルディレクター)

「バルセロナで堅実な2日間のテストを過ごしたものの、今日はわれわれにとって少し厳しいものになった。出だしは順調で、序盤の走行では空力データの収集やさまざまなバックグラウンドテストに取り組んだ。残念ながら、序盤のベースライン走行中にピエールがコースオフを喫し、マシンにダメージを受けてしまった。チームの懸命な努力にもかかわらず、午後のセッションでユウキがドライブできるようにマシンを修復するには時間が足りず、今日は早めに切り上げることになった。テスト全体を振り返ると、1日目と2日目にかなりの距離を走り込み、多くのテストアイテムに取り組み、A03の学習と開発に役立つ大量のデータを集められた。つまり、大きく見れば自分たちの進歩に満足していると言えるが、各チームが実行したプログラムは多岐にわたるため、競争力についてはあまり多くの結論を出せない。それでも、バーレーンでの次回テストに向けて大量のデータを集められたので、自分たちのパッケージをさらに前進させられると確信している。初戦に向けてパッケージの理解と開発を継続し、冬季テストプランを完了することを目標にバーレーンへと向かう」

フランツ・トスト(チーム代表)

「AT03とともに挑んだバルセロナの初テストはとてもポジティブだった。エンジニアたちが素晴らしいマシンを開発してくれており、速い上に信頼性もあるように思う。ユウキとピエールの2人が多くの周回を走ってくれたので、今年に向けた強力な基盤ができたと思っている。残念ながら、今日はピエールがフロントタイヤをロックさせてしまい、第5コーナーでスピンを喫した結果、走行時間を失うとともにユウキが午後に走れなくなった。この3日間を通して308周(1,439.9km)を走破しているので、これがバーレーンの次回テストに向けて良い基礎になると思う。バルセロナでは多くのデータを収集しており、これも、CFDと風洞の相関性を高め、今後の開発ステップのための適切なベースラインとなるはずだ。もちろん、バーレーンに向けて細かい部分に変更を加えていくことになるが、次のテストに向けて良い下地ができたと思っている」

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