赤旗が相次いだ最終日はメルセデスのハミルトンとラッセルが1-2

メルセデスのルイス・ハミルトン【バルセロナテスト/バルセロナ、2022年2月25日(Mercedes-AMG Petronas Formula One Team)】


2022年シーズンに向けてF1サーカスがスペイン・バルセロナ近郊のカタロニア・サーキットに集結して実施された初回プレシーズンテストは25日(金)に最終日を迎え、メルセデスのルイス・ハミルトンがトップタイムを刻んでセッションを締めくくった。

テスト最終日は午前のセッションだけで今回のテスト期間で最多となる5回の赤旗を呼ぶインシデントが相次ぎ、なかでも、現地時間午前9時の走行開始からわずか50分で、新車A522が煙を吐いてストップしたアルピーヌは、ハイドロリック系に問題が確認されたと明かし、修理に時間を要すことから最終日の走行を終了し、以降のセッションに参加しないことを決断。

アルピーヌは声明の中で「今朝早くにフェルナンド・アロンソがコース上でストップしたことを受け、ガレージでさらなる調査を実施したところ、問題がハイドロリック系のトラブルであったことを確認した。マイナーなシーリングの問題によってマシン後部で火が出た。チームはシェイクダウンに臨んだバルセロナの3日間で266周をしっかりと走りきっている。マシンの修復は継続するものの、その結果として残る時間は走行しない。バーレーンの次回テストでコースに戻ることを楽しみにしている」と述べている。

さらに、国際情勢を踏まえて白をベースとしたカラーリングで最終日の作業に取り掛かったハースF1も午前のセッションが半分ほど終了したところで新車VF-22にリークが見つかったとして走行を止めざるを得ず、午後に入って「午後にはマシンを再び走らせたかったものの、修復作業はさらに数時間を要すため、残念ながら今日はコースに戻れない」と発表した。

その後、アルファタウリのピエール・ガスリーがクラッシュを喫してマシンにダメージを受けたほか、アルファロメオF1の周冠宇(ゾウ・グァンユウ)は一度、コースオフを喫して赤旗要因となるも、マシン修復を終えて走行を再開したが、すぐにコース上で停車してしまい、リズムを作れないままコックピットを離れている。午前のセッション終盤にはアストンマーティンのセバスチャン・ベッテルもハプニングに見舞われ、オイル漏れによって炎が上がってしまう。

結局、アルピーヌとハースF1に続き、アルファタウリとアストンマーティンも午後はコースに出られず、予定よりも早めに切り上げることになった。

一方、順調にプログラムを進めたメルセデスは午後のドライブを担当したハミルトンが最速タイムを更新したことで、午前のトップだったジョージ・ラッセルは2番手に後退したものの、限られた時間の中で66周を走り込んでバルセロナでの作業を締めくくっている。

今年もタイトル争いにからむと予想されるレッドブルはセルジオ・ペレスが終盤に3番手に飛び込み、マックス・フェルスタッペンのタイムは4番手につけた。

人工的にウエットコンディションを作って走行に臨んだ時間帯は、トラブルで走れない陣営を除く各チームがピレリの用意した18インチのウエットタイヤおよびインターミディエイトを試している。

バルセロナでのプレシーズンテストは25日で終了し、次回は3月10日(木)から12日(土)にかけて、今季の開幕戦の舞台となるバーレーン・インターナショナル・サーキットにて3日間のプレシーズンテストが実施される予定だ。

順位 ドライバー チーム ベストタイム 周回数
1 ルイス・ハミルトン メルセデス 1:19.138 94
2 ジョージ・ラッセル メルセデス 1:19.233 66
3 セルジオ・ペレス レッドブル 1:19.556 74
4 マックス・フェルスタッペン レッドブル 1:19.756 59
5 セバスチャン・ベッテル アストンマーティン 1:19.824 48
6 シャルル・ルクレール フェラーリ 1:19.831 44
7 カルロス・サインツ フェラーリ 1:20.072 92
8 アレックス・アルボン ウィリアムズ 1:20.318 94
9 ニコラス・ラティフィ ウィリアムズ 1:20.699 13
10 ダニエル・リカルド マクラーレン 1:20.790 86
11 ランド・ノリス マクラーレン 1:20.827 52
12 フェルナンド・アロンソ アルピーヌ 1:21.242 12
13 周冠宇 アルファロメオF1 1:21.939 41
14 ピエール・ガスリー 1:22.469 40
15 ニキータ・マゼピン 1:26.229 9
16 バルテリ・ボッタス 1:30.433 10

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