テスト2日目の最速はルクレール、2番手にガスリー
スペイン・バルセロナのカタロニア・サーキットで実施中の2022年初回プレシーズンテストは24日(木)に2日目を迎え、フェラーリのシャルル・ルクレールが最速タイムを記録した。
フェラーリはこの日も両レースドライバーで午前と午後の作業を分担しており、午前中にステアリングを握ったカルロス・サインツのタイムは最終的に5番手につけている。ルクレールが午後から作業を引き継ぎ、初日の自己ベストよりも速い1分19秒689をマークして2日目のタイムシートトップに立った。
ルクレールと同様に1日の最後にベストタイムを刻んだアルファタウリのピエール・ガスリーが0.229秒差の2番手に飛び込み、午前のセッショントップだったダニエル・リカルド(マクラーレン)は3番手に後退、メルセデスのジョージ・ラッセルがトップ5に食い込んでいる。ラッセルとプログラムを分担したルイス・ハミルトンは40周を走り、タイムはトップから2.8秒以上遅れて16番手にとどまった。
この日は2度にわたって赤旗が振られており、午前のセッション終盤にレッドブルのセルジオ・ペレスがコース上でストップしてしまったのが最初の中断だ。レッドブルの新車RB18はガレージに戻された後、しばらくコースに姿を見せず、終了間際になってようやく走行を再開し、7番手タイムを残してテスト2日目を終えた。午後に赤旗要因となったのはハースF1のニキータ・マゼピンで、燃料ポンプが破損して約15分間の赤旗中断を招いたものの、インシデントから1時間後にはコースに戻って周回を重ねている。
トラブルに見舞われた初日を終えて、2日目には失った時間の埋め合わせを願っていたアルファロメオF1はバルテリ・ボッタスが担当した午前中こそ再び問題を抱えて走行時間を失ったものの、午後にC42に乗り込んだ周冠宇(ゾウ・グァンユウ)は71周を走破し、10番手タイムを記録して作業を締めくくった。
順位 | ドライバー | チーム | ベストタイム | 周回数 |
1 | シャルル・ルクレール | フェラーリ | 1:19.689 | 79 |
2 | ピエール・ガスリー | アルファタウリ | 1:19.918 | 147 |
3 | ダニエル・リカルド | マクラーレン | 1:20.288 | 126 |
4 | ジョージ・ラッセル | メルセデス | 1:20.537 | 66 |
5 | カルロス・サインツ | フェラーリ | 1:20.546 | 71 |
6 | セバスチャン・ベッテル | アストンマーティン | 1:20.784 | 74 |
7 | セルジオ・ペレス | レッドブル | 1:21.430 | 78 |
8 | ニキータ・マゼピン | ハースF1 | 1:21.512 | 42 |
9 | アレックス・アルボン | ウィリアムズ | 1:21.531 | 47 |
10 | 周冠宇 | アルファロメオF1 | 1:21.885 | 71 |
11 | ニコラス・ラティフィ | ウィリアムズ | 1:21.894 | 61 |
12 | ランス・ストロール | アストンマーティン | 1:21.920 | 55 |
13 | ミック・シューマッハ | ハースF1 | 1:21.949 | 66 |
14 | エステバン・オコン | アルピーヌ | 1:22.164 | 125 |
15 | バルテリ・ボッタス | アルファロメオF1 | 1:22.288 | 21 |
16 | ルイス・ハミルトン | メルセデス | 1:22.562 | 40 |
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