初めての挫折から「自信の付け方を学んだ」角田、日本GPが「楽しみ」

アルファタウリの角田裕毅【バルセロナテスト/バルセロナ、2022年2月23日(Getty Images / Red Bull Content Pool)】


アルファタウリの正ドライバーとしてF1で新たなシーズンに臨む角田裕毅がインタビューで1年目の経験を振り返り、現在行われているテストへの意気込み、また第10戦に予定されている日本GPへの思いを語った。

昨シーズンは開幕戦で鮮烈なデビューを飾り、強気のオーバーテイクを連発して9位入賞を果たしたものの、その後は予選でのクラッシュなど低迷が続いた角田。しかし、終盤には立て直し、週末に堅実な組み立てができるようになり、最終戦のアブダビでは自己最高位の4位に入っている。

「去年、最終戦でベストリザルトを残して、自分に自信がつきました」と角田は言う。「特に前半戦のイモラでクラッシュしてから自信を無くしてしまったので、そこから本当に苦労して自信を取り戻すために毎回試行錯誤し、最終的にチームのために大きなポイントを取れて良かったです。今年に向けて本当に楽しみにしています」

「去年の一番の学び、そして今年に生かせるポイントは、自信の付け方です。去年は自信を無くした時に、戻すのに苦労しました。今までそういった問題はありませんでした。自信の戻し方には苦労したので、今年も大きなメイントピックは自信かなと思います。ですが、今年は新車とということでリセットして、レースごとに自信をつけていく必要があります。今は、どうしたらレース毎に自信をつけていけるか分かるので、去年の経験も生かして、もちろんペースは上げないといけないですが、リズムを大切にしながら徐々に自信をつけていきたいと思います」

現在バルセロナでは3日間のテストが行われており、初日23日(水)に角田は1日新車AT03のドライブを担当し、午前中に44周、午後に77周を追加して1分21秒638の7番手タイムを出した。

「AT03は、今日周回数をそこまで重ねることができなかったですけど、大きな問題などをバーレーンのテストの前に見つけられて本当に充実したテストでした。長所のところもあって、本当にクルマも良い感じに仕上がっていると思うので、今後のテストに向けてまだまだやることはいっぱいありますが、楽しみにしています」

最終日25日(金)の午後に再びマシンに乗る角田はテストの目的について、“マシン作り”を挙げている。「(テストの)6日間での大きな目標としてはチームにフィードバックをできるだけ上げて、クルマを作り上げていくことです。もちろん自分のドライビングも学ばなければいけませんが、まずはバーレーンのレースまで特にクルマを作る基礎という意味では、本当に大事な時期なのでクルマを作ることを第一にしてバーレーンまでに仕上げていけたらと思います」

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の世界的な感染拡大によって、2020年と2021年の日本GPは開催がかなわず、中止されてしまった。今シーズンは10月9日(日)に鈴鹿サーキットで開かれることになっており、角田も日本のファンの前で走れることを楽しみにしていると繰り返した。

「今年鈴鹿に行けることを望んでいますし、去年行けなかったことは残念です。日本のファンの皆さんの前で走ることは夢でした。自分もF1に乗って、F1を感じるという意味では一番鈴鹿が適していて、最後に(鈴鹿を)走ったのはF4で2分8秒とF1より45秒も遅いクルマで走ったので、本当に(鈴鹿をF1で走ることを)楽しみにしています。本当に日本でレースできることを楽しみにしています」

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