初日の出来に好感触のルクレールとサインツ
フェラーリは23日(水)にスタートしたプレシーズンテストに両レースドライバーとともに参加した。
午前のセッションを担当したシャルル・ルクレールはC2、C3、C4のコンパウンドを履いて80周を走行。ベストタイムとなった1分20秒165はC3タイヤを装着して記録したものだ。
午後にステアリングを握ったカルロス・サインツは同じくC2からC4のピレリタイヤを用いてテストプログラムに取り組み、73周を走って1分20秒416の自己ベストをマークした。
シャルル・ルクレール
「やっとテスト初日だね。シーズンの始まりはいつもこの瞬間がとてもエキサイティングなんだ。新しいマシンで本気のプッシュができるのはこの時が初めてだし、またステアリングを握れるのがうれしくてたまらない。やりたかったテストはすべてできたし、プログラム全体をスムーズに進められたから、新車を走らせるにあたってはいいことだね。明日またコースに戻るのが楽しみだ。最初の感触は悪くないけれど、まだ始まったばかりで誰も本当の姿は見せていないから、今日のタイムシートに浮かれるわけにはいかない。まだ明確なイメージを持つのは不可能だし、集中してハードワークに励むしかない。今日はどのチームよりも多くの周回数を走れたから、ここから積み上げていく上ではポジティブだ」
カルロス・サインツ
「今までは基本的にシェイクダンに取り組んできたけど、今日は初めてちゃんとした走行プランを立ててマシンに乗り込んだ。ようやく少しプッシュできるようになったし、マシンから学び始めている。今の段階でタイムシートは重要じゃないけれど、十分な周回数を重ねて実際にステアリングを握った感触を味わえたのは本当にポジティブだったと思う。まだやるべきことはたくさんあるけど、今日はすでに昨年との違いをたくさん感じられた。慣れる、という点ではそれほど長くかかるとは思っていなかったけどね。もちろん、最後のコンマ数秒を見いだすのはトリッキーになるだろうけど、でもそれが楽しいパートだからね! ただ、初レースの前にはまだテストがあるから、今回のバルセロナはそれが目的じゃない。いい初日だったし、明日も楽しみだ」
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