「誇りに思える」2021年を振り返ったアルピーヌ

アルピーヌのエステバン・オコン【ハンガリーGP/ハンガロリンク、2021年8月1日(Alpine F1 Team)】


2021年のコンストラクターズチャンピオンシップで5位につけたアルピーヌが、実りあるものとなった1年を振り返った。

前身のルノーからアルピーヌに改称して迎えた2021年に、チームは優勝1回、表彰台1回を達成。フェルナンド・アロンソとエステバン・オコンの走りによって155ポイントを集めている。

前半戦のラストレースだったシーズン第11戦ハンガリーGPではオコンがキャリア初優勝を遂げており、そのときに重要な役割を果たしたのが僚友アロンソのコース上でのサポートだった。

そのアロンソは11月に実施された第20戦カタールGPで3位表彰台に上っている。

アルピーヌCEOのローラン・ロッシは「アルピーヌF1チームはF1での初年度を終えた。2021年を振り返れば、チームとしての初年度を誇りに思うことができるし、このシーズンから多くの教訓を得ている。チャレンジングで長い1年の中で、われわれは何度か良い結果を出している」と語った。

「エステバンはいつまでも記憶に残るブダペストでの信じられないレースの末に、アルピーヌにこのスポーツで最初の勝利をもたらしてくれた。フェルナンドも信じがたいくらい素晴らしいカムバックシーズンを送った。カタールでの彼の表彰台フィニッシュでは、彼がかつていた場所に戻ってきたのを見てわれわれも本当にうれしかった。2022年の大幅なルール変更を迎えるにあたり、彼の計り知れないレベルの経験と成熟度を頼りにすることができる。小休止をありがたく思っているとは言え、われわれ全員が2022年に新しいアルピーヌと共に戦っていくことを楽しみにしている」

一度レースシートを失って2019年にメルセデスのリザーブドライバーを務めていたオコンは、2020年にルノーに加入。今季はドライバーズチャンピオンシップで10位のアロンソと7点差の11位に入っている。

「全体的に、チームとして僕らにとって本当にいいシーズンだった」と言うオコンは、次のように続けた。

「F1のリズムに戻った1年の後、2021年シーズンの開幕前には以前よりもっと準備が整っていると感じていたし、それがパフォーマンスや結果に反映されたと思う。シーズンの最初の調子は本当にうれしかったし、特にポルトガルやスペインの予選は記憶に残っている。フランスからオーストリアで調子が落ちたときは、チームや自分たちがどう対処し、いかに深く掘り下げてソリューションを見つけたかにすごく勇気づけられた。そのハードワークが最初はシルバーストーンで、そして、ハンガリーの勝利で報われたんだ」

「僕らはシーズンを通して、エンジニアやメカニック、2つのファクトリー、そしてもちろんコース上ではフェルナンドと一緒に、チームとしてうまく機能していたと思う。その一貫性と連帯感が、コンストラクターズチャンピオンシップ5位を達成するのに間違いなく役立った。僕らのマシンは毎週5番目に速かったわけじゃないけど、自分たちのパッケージからすべてを引き出すことでそこまでたどり着いたし、このシーズンを振り返るときに、そこは喜んでいいと思う。そのハードワークは2022年も続けなきゃいけない。自分たちに何ができるか、楽しみさ!」

かつてルノーで2度のワールドチャンピオンに輝いたアロンソは、2019年シーズン末にF1を離れた後、2021年に新生アルピーヌの一員としてF1パドックに復帰し、充実した1年を送ったようだ。

「このスポーツに戻ってきた最初の1年は楽しかった。ルノーとは過去にたくさんの素晴らしい思い出を作ってきたし、その伝統を今季は新しいアルピーヌのブルーの元で続けられた。今季は変更が少なく、大部分は2020年からの継続だと分かった上でシーズンを迎え、それほど序列に変更はないと思っていた。それにも関わらず、僕らは何度かファンタスティックな結果を出しつつ、本当に安定したシーズンを送ったと思う」

そう話したアロンソはさらにこう語っている。

「僕らのパッケージは望んでいたようなものではなかったかもしれないけれど、レース週末はパーフェクトに進めてきたし、そのことはどれだけ多くのレースで僕らが得点を挙げたかに表れている。勝利と表彰台はチームにとってもちろん大きな瞬間だった。もっとコンペティティブな2022年に向かうにあたり、僕らの助けになるのがこういうリザルトなんだ。エンストンとヴィリーにはすべての要因がそろっていて、もう来年を楽しみにしているよ」