【アブダビテスト最終日:12/15】2021年の走行終了、タイヤテストの出来に満足するピレリ

アルファタウリのピエール・ガスリー【アブダビテスト/ヤス・マリーナ、2021年12月15日(Pirelli)】


15日(水)、ヤス・マリーナ・サーキットで行われていた若手ドライバーテスト兼ピレリタイヤテストが終了した。

各チームは“ミュールカー”を用いて来シーズンから採用される2022年型18インチスリックコンパウンドの全5種類を試している。2日間のテストを通して最速だったのはマクラーレンのランド・ノリスで、最終日に1分25秒809を刻んだ。

新しい18インチタイヤのテストと並行して実施された若手ドライバーテストでは2021年シーズンに使用された13インチタイヤが各車に装着され、最速タイムは初日にメルセデスをドライブしたニック・デ・ブリーズの1分23秒194だった。

これをもって2021年シーズンのサーキットにおける走行セッションはすべて終了となり、F1サーカスはひと時の休息期間へと突入する。

レッドブル

セルジオ・ペレス:改良型RB15にてピレリタイヤテスト|120周|ベストタイム1分27秒991

「すごくおもしろい1日だった。新しいタイヤの感触は今のタイヤとかなり違っていて、挙動に関してはかなり驚かされた。まだ日が浅い段階だけど、僕らが取り組んだ作業のひとつであるタイヤの熱入れは路面のオーバーヒートに対してより強くなっているみたいだ。今日は楽しくはしれたし、現時点ではタイヤに関して好感触を得ている。今日またRB15をドライブできてうれしかった。レッドブル・レーシング・ホンダで初めて走った日のことを思い出すからね。今年の最初だったのに、もう3年前みたいな気がする! 長かったけど楽しい1年だったし、今はメキシコの自宅に戻って時間を過ごすことを楽しみにしている。それからまた2022年に強くなって戻ってきたい」

ギヨーム・ロケリン(レースエンジニアリング責任者)

「今日は昨日のマックスと似たようなプログラムに取り組み、チェコがさまざまなコンパウンドを使って、主にロングランに集中した。午後の後半には若干の液漏れがあってマイナートラブルを抱えたものの、ほんの些細なことであり、すぐに走行を再開できた。全体としてはこの2日間で成し遂げた進歩に満足している。新しいタイヤで多くのスキャンができ、しっかりと準備できたと思うし、時間を有効に使えたと思っている。タイヤはいい感じなので、全体的にポジティブな2日間だった」

マクラーレン

ランド・ノリス:MCL35Mにてピレリタイヤテスト|103周

「今日も生産的なテスト日を過ごせた。新しいタイヤの感触をつかみ、その作動具合をさらに理解できたのはとても良かった。この2日間を通して多くの有益な情報を集められたし、このデータが冬休み中の作業に役立ってくれるはずだ。それから、僕らが抱えていたいくつかの疑問の答えになってくれるといいね。来シーズンに向けてはたくさんの仕事が待っているけど、もうすでにワクワクしている。でも、今は長いシーズンを終えたみんながしっかりと休息することが重要だ。ここにいるチームはもちろん、拠点にいるみんなも含めてチーム全体のハードワークに心から感謝している。また来年がんばっていけるように、みんなが家族や友達と素敵な休暇を過ごし、ゆっくりと休んで充電してもらいたい。良いお年を!」

アンドレア・ステラ(レーシング部門エグゼクティブディレクター)

「今日でポストシーズンテストが終了するとともに、2021年シーズンのコース上での走行が終了した。この2日を通して新しい18インチの2022年タイヤに関する多くのデータを集められたので、この先、数カ月にわたってシミュレーターでMCL36を開発し続ける上で強力なベースラインを与えてくれるだろう。この2日間、必死にがんばってくれたランド、ダニエル、パトに感謝するとともに、スムーズで効率的なテストができるよう取り計らってくれたエンジニア、メカニック、ファクトリーのチームにも感謝している。この後はファクトリーに戻り、充電と休息、それからリセットの時間を取って、2022年シーズンに向けて2月にまたコースに戻ってくる」

ハースF1

ロバート・シュワルツマン:130周|ベストタイム1分25秒348

「すごく良かった。とても満足しているし、たくさんのことを学んだのは本当にポジティブだ。常に成長していると感じられたから、それが本当に大事なことだと思っている。今日、ハースF1をドライブできたことはとてもうれしかったし、別のチームで新しい環境だったけれど、あっという間に終わった気がする。チームもみんなも、本当に良くしてくれて、今日、取り組んだことについても満足してくれているし、いくつか異なるテストに取り組んですべて順調だった。すごくポジティブなテストだったからうれしい。自分が一番速く走ってコースを離れるっていうのはうれしいおまけだよね」

小松礼雄(エンジニアリングディレクター)

「初日はミック、今日はピエトロ(フィッティパルディ)が参加し、2日間にわたってミュールカーで18インチタイヤの作業を行いましたが、大きな問題なく走行を終えられました。多くのデータを収集し、どのように機能し、どういった制限があるのかなど、18インチタイヤに関してたくさんのことを理解できたと思います。来年の冬季テストに向けて良いステップになりました。今日は若手ドライバーテストの一環でロバートも参加し、今年のマシンをドライブしています。今回も、彼は非常にプロフェッショナルな仕事ぶりを見せてくれており、彼のフィードバックは非常に素晴らしかったです。終盤にはソフトタイヤを履いてもらい、若手ドライバーは常にすべての力を引き出せるわけではないにもかかわらず、彼はそれをやってのけました。非常にタフなシーズンの最後に素晴らしい2日間を過ごせたと思っています」

ピレリ

マリオ・イゾラ(自動車レース責任者)

「この2日間のテストの出来や、新しい18インチタイヤの挙動全般に関して満足している。今日は2019年に始まった開発ストーリーの最終章となり、2022年にはまったく新しいタイヤとコンパウンドのレンジが採用される。初日にはフロントタイヤにいくらかグレイニングが確認され、若干のアンダーステアを引き起こしていた。とりわけ、このコースに最も適している柔らかいコンパウンドがそうだった。初日のデータを分析した上で、フロントタイヤのプレッシャーを1.5psiに下げられることが分かり、それによってC3コンパウンドは特に状況が改善された。それでも、ミュールカーが使用されていることを念頭に置く必要があり、また、今回のテストは各チームが冬を通して分析できるようデータ収集のチャンスを与えることが目的だということを忘れてはならない。実際のところは各チームが完全に異なる空力やブレーキ、ホイールリムカバーも変わる2022年型マシンにこれらのタイヤを装着してテストする来年のスタートまで分からない。チームらの最新シミュレーションによれば、新車は現行型マシンよりも0.5秒ほど遅くなるということだが、来シーズンの終わりまでにはギャップを埋めてくるのではないだろうか。来年を通して、われわれには25日間のテストが予定されており、必要に応じてタイヤを改良していける。あとは新しい18インチタイヤが最新型マシンに装着されるのを待つのみだ!」

【C】