体調不良を乗り越え、圧倒的な速さでポールを手に入れたハミルトン

メルセデスのルイス・ハミルトン【カタールGP/ロサイル、2021年11月20日(Mercedes-AMG Petronas Formula One Team)】


20日(土)、シーズン第20戦カタールGP予選に挑んだメルセデスのルイス・ハミルトンは1分20秒827の最速タイムを刻んでポールポジションを手に入れ、バルテリ・ボッタスは0.651秒遅れの3番手につけた。

土曜フリー走行はボッタスがトップに立ち、ハミルトンは0.078秒というわずかな差で2番手に並んでいる。

ルイス・ハミルトン

「この予選セッションには大満足だ。昨日は難しくて、木曜日と金曜日は体調を崩し、プラクティスは苦しかった。だからよく調べないといけなくて、昨晩はエンジニアと作業して改善できる点がたくさんあることが分った。今日のフィーリングは素晴らしく、昨日もよく寝られたから、大きな違いになった。FP3でセッティングをいくつか変更して、それがうまくいったみたいで、その勢いを予選につなげることができた。最後のアタックはすごく良かった。このサーキットでのドライビングはただすごいの一言で、とても速いし、すべてが中速か高速コーナーなんだ。レースに関して言うと、このサーキットでの経験があまりないけど、簡単についていけるサーキットではないと思う。タイヤのデグラデーションもそんなにひどくないから、1ストップか2ストップだろう。明日になれば分るよ。ターン1までは距離があって、コース幅も広いから、すべてを出し尽くすよ」

バルテリ・ボッタス

「僕たちにとってはいい週末になっているけど、もちろん、予選には少しがっかりしている。昨日はクルマのフィーリングが良かったけど、スピードが足りなかったから、一晩で何が起こったのかちょっと困惑している。予選では特にターン1で苦しんだ。あそこまでにタイヤの準備ができなかった。調べる必要があるけど、ベストは尽くしたし、クルマからすべてを絞り出した。それでも、明日に向けてクリーンな方のグリッドを取れたし、2台とも集団の前に出られた。僕には失うものがあまりないし、選択肢もある。2台でレッドブルの1台と戦うから、通常だといい状態にある。明日は接近戦になるのは間違いない」

クリスチャン・トト・ウォルフ(チーム代表兼CEO)

「見ごたえのある予選セッションであり、ルイスがポールを取ったラップはすごかった。これは事前の準備に加えて週末の間にマシンを理解し、今回の新しいコースに適したセットアップを見いだすために取り組んだハードワークの成果だ。今日はルイスがやってくれた。昨日はあまり満足していなかったようだが、予選では最高のマシンを手に、圧倒的な形でポールを獲得している。バルテリは昨日の方がマシンに満足できていたようで、スイートスポットにはまっていなかったものの、それでも、明日に向けて1番と3番のグリッドはどちらもクリーンな側なので満足している。できればこの勢いでレースにも挑みたい。2台とも上位でスタートできることは、われわれにとって有益な結果だが、今回もきっと接戦になるはずだ」

アンドリュー・ショブリン(トラックサイドエンジニアリングディレクター)

「ルイスが非常に印象的なラップでポールを取り、今日は手が届くだろうとは思っていたが、0.45秒以上のマージンは予想以上だ。バルテリが3番手につけたことも素晴らしい。ルイスは本当に堅実な1日を過ごし、マシンにもかなり満足している。バルテリのセッションはクリーンなものではなく、どのランもすべて、アウトラップでクリアな場所を見いだすのにかなり苦労した。とはいえ、汚れた側の2番手か、クリーンサイドの3番手か、どちらがいいかは微妙なところであり、明日にならないとどちらがベストかは分からない。ここではレースをしたことがないので、どうなるかを予想するのは難しく、タイヤの状態はかなり良いようだが、高温になることは間違いないのでオーバーテイクが難しくなりそうだ。リードを保てれば強力なポジションにつけるだろうが、ここでは多くのマシンが縁石に乗り上げて破損しているので、セーフティカーやVSC(バーチャルセーフティカー)が導入されて、いろいろと複雑になる可能性もある」

【N/C】