ポジション争いやピットレーンでの危険な行為が審議対象に【イタリアGP:ペナルティ】

メルセデスのルイス・ハミルトンとレッドブルのマックス・フェルスタッペン【イタリアGP/モンツァ、2021年9月12日(Mercedes-AMG Petronas Formula One Team)】


シーズン第14戦イタリアGPでは決勝中のポジション争いの中で起こった違反が複数取り沙汰された。

最も注目を集めたメルセデスのルイス・ハミルトンとレッドブルのマックス・フェルスタッペン(共にリタイア)の接触については、フェルスタッペンに主たる責任があるとの裁定が下され、フェルスタッペンは次戦ロシアGPで3グリッド降格することが決まっている。

フェルスタッペンのチームメイトであるセルジオ・ぺレスも、フェラーリのシャルル・ルクレールをパスした際にコーナーカットによるゲインがあったとして5秒のタイムペナルティを科された。

他にはアルファロメオ・レーシングのアントニオ・ジョビナッツィ、アルピーヌのエステバン・オコン、ハースF1のニキータ・マゼピンがレース中のルール違反によってペナルティの対象となった。

また、予選ではピットレーンが混み合う中での安全なオペレーションを妨げる行為が問題視されている。

その他を含め、イタリアGPの週末を通してスチュワードが審議し、何らかの処分を下したインシデントおよびペナルティの詳細は以下の通り。

イタリアGP初日:9月10日(金)

【フリー走行1回目】

◆ターン5のコース逸脱によるタイム抹消
違反内容:ターン5でコースを逸脱、FIA国際スポーティングコード附則L第4章2項(c)ならびに第12条2項1号(i)、およびレースディレクターの指示書第21条に違反
裁定:FIA国際スポーティングコード第12条4項1号eおよびFIA F1スポーティングレギュレーション第31条4項に基づくタイム抹消

[違反時間 カーナンバー. ドライバー(コンペティター)/抹消タイム]

14時35分59秒 16. シャルル・ルクレール(フェラーリ)/1分27秒401

裁定理由:スチュワードは映像を確認し、レースディレクターからタイミングインフォメーションを受け取った。上記マシンはコースを逸脱した。このペナルティはレースディレクターの指示書第21条(第12条2項1号[i]参照)、およびFIA国際スポーティングコード第12条4項1号eに基づいて適用されている。

◆ターン11のコース逸脱によるタイム抹消
違反内容:ターン11でコースを逸脱、FIA国際スポーティングコード附則L第4章2項(c)ならびに第12条2項1号(i)、およびレースディレクターの指示書第21条に違反
裁定:FIA国際スポーティングコード第12条4項1号eおよびFIA F1スポーティングレギュレーション第31条4項に基づくタイム抹消

[違反時間 カーナンバー. ドライバー(コンペティター)/抹消タイム、翌周の抹消タイム]

14時59分42秒 47. ミック・シューマッハ(ハースF1)/1分24秒779、1分49秒269
15時00分25秒 16. シャルル・ルクレール(フェラーリ)/1分22秒176、1分56秒986
15時01分36秒 14. フェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)/1分23秒566、1分38秒515
15時21分30秒 22. 角田裕毅(アルファタウリ)/1分22秒912、2分07秒545
15時23分31秒 10. ピエール・ガスリー(アルファタウリ)/2分13秒703、1分45秒634
15時24分47秒  3. ダニエル・リカルド(マクラーレン)/1分21秒474、2分18秒220
15時24分59秒  4. ランド・ノリス(マクラーレン)/1分21秒202、2分12秒609
15時27分15秒 16. シャルル・ルクレール(フェラーリ)/1分21秒802、2分20秒740
15時30分22秒 10. ピエール・ガスリー(アルファタウリ)/1分22秒318、ピットレーン
15時30分51秒 16. カルロス・サインツ(フェラーリ)/1分22秒573、ピットレーン

裁定理由:スチュワードは映像を確認し、レースディレクターからタイミングインフォメーションを受け取った。上記マシンはコースを逸脱した。このペナルティはレースディレクターの指示書第21条(第12条2項1号[i]参照)、およびFIA国際スポーティングコード第12条4項1号eに基づいて適用されている。

【予選】

◆ターン5のコース逸脱によるタイム抹消
違反内容:ターン5でコースを逸脱、FIA国際スポーティングコード附則L第4章2項(c)ならびに第12条2項1号(i)、およびレースディレクターの指示書第21条に違反
裁定:FIA国際スポーティングコード第12条4項1号eおよびFIA F1スポーティングレギュレーション第31条4項に基づくタイム抹消

[違反時間 カーナンバー. ドライバー(コンペティター)/抹消タイム]

18時07分58秒 18. ランス・ストロール(アストンマーティン)/2分09秒799
18時08分01秒 14. フェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)/0分00秒000
18時09分48秒 22. 角田裕毅(アルファタウリ)/2分09秒799

裁定理由:スチュワードは映像を確認し、レースディレクターからタイミングインフォメーションを受け取った。上記マシンはコースを逸脱した。このペナルティはレースディレクターの指示書第21条(第12条2項1号[i]参照)、およびFIA国際スポーティングコード第12条4項1号eに基づいて適用されている。

◆ターン11のコース逸脱によるタイム抹消
違反内容:ターン11でコースを逸脱、FIA国際スポーティングコード附則L第4章2項(c)ならびに第12条2項1号(i)、およびレースディレクターの指示書第21条に違反
裁定:FIA国際スポーティングコード第12条4項1号eおよびFIA F1スポーティングレギュレーション第31条4項に基づくタイム抹消

[違反時間 カーナンバー. ドライバー(コンペティター)/抹消タイム、翌周の抹消タイム]

18時02分51秒 47. ミック・シューマッハ(ハースF1)/0分00秒000、ピットレーン
18時11分07秒  4. ランド・ノリス(マクラーレン)/1分21秒109、ピットレーン
18時21分30秒 22. 角田裕毅(アルファタウリ)/1分22秒912、2分07秒545

裁定理由:スチュワードは映像を確認し、レースディレクターからタイミングインフォメーションを受け取った。上記マシンはコースを逸脱した。このペナルティはレースディレクターの指示書第21条(第12条2項1号[i]参照)、およびFIA国際スポーティングコード第12条4項1号eに基づいて適用されている。

◆バルテリ・ボッタス(メルセデス)
違反内容:4基目の内燃機関(ICE)、4基目のターボチャージャー(TC)、4基目のMGU-H、4基目のMGU-Kを使用、FIA F1スポーティングレギュレーション第23条2項(a)に違反
裁定:スターティンググリッド後方からのレーススタート
裁定理由:このペナルティは第23条2項(b)に基いて適用された。

◆セバスチャン・ベッテル(アストンマーティン)
違反内容:カーナンバー5がカーナンバー44の経路上にリリースされる、FIA F1スポーティングレギュレーション第28条13項(a)に違反
裁定:アストンマーティンに罰金5,000ユーロ(約65万円)
裁定理由:スチュワードはチーム代表者から事情を聞くとともに、映像証拠を確認した。複数のマシンが同時にピットレーンにリリースされている。カーナンバー5のドライバー(ベッテル)はチームによってリリースされたものの、彼のチームの他のマシンも同時にリリースされていた。そのことによって、カーナンバー5はカーナンバー44が通過するタイミングでファストレーンに動くことを強いられ、カーナンバー44はインシデントを避けるための回避行動を強いられた。

◆エステバン・オコン(アルピーヌ)
違反内容:ピットレーンのチームメンバーが安全性に欠けるやり方で業務、FIA国際スポーティングコード第12条2項1号(h)に違反
裁定:アルピーヌに罰金5,000ユーロ(約65万円)
裁定理由:スチュワードはチーム代表者から事情を聞くとともに、映像証拠を確認した。複数のマシンが同時にピットレーンにリリースされている。カーナンバー31(オコン)のリリースに責任を持つチームメンバーがピットレーンに向かって後退し、ファストレーンを通過中のカーナンバー5に接近した。スチュワードは他のチームのメンバーらも同程度にピットレーンに後退していたことを認める一方、彼らは他のマシンを妨害することも、特に危険な状況になることもなかった。カーナンバー31の場合については、スチュワードはこれが“安全性に欠ける行動”だったと断じている。

イタリアGP2日目:9月11日(土)

【土曜フリー走行】

◆ニキータ・マゼピン(ハースF1)
違反内容:ピットレーンを時速86.8㎞で走行、FIA F1スポーティングレギュレーション第22条10項に違反
裁定:ハースF1に罰金700ユーロ(約9万1,000円)
裁定理由:カーナンバー9(マゼピン)が本イベントにおいて時速80kmと定められているピットレーンの速度制限を時速6.8㎞超過したため。

◆バルテリ・ボッタス(メルセデス)
違反内容:3基目のコントロールエレクトロニクスを使用、FIA F1スポーティングレギュレーション第23条2項(a)に違反
裁定:10グリッド降格
裁定理由:このペアルティは先立って発令されたペナルティに加えられたものであり、当該コンペティターは引き続きスターティンググリッド後方からのスタートを義務づけられる。このペナルティは第23条2項(b)に基いて適用された。

◆ターン5のコース逸脱によるタイム抹消
違反内容:ターン5でコースを逸脱、FIA国際スポーティングコード附則L第4章2項(c)ならびに第12条2項1号(i)、およびレースディレクターの指示書第21条に違反
裁定:FIA国際スポーティングコード第12条4項1号eおよびFIA F1スポーティングレギュレーション第31条4項に基づくタイム抹消

[違反時間 カーナンバー. ドライバー(コンペティター)/抹消タイム]

12時03分58秒 47. ミック・シューマッハ(ハースF1)/1分29秒406
12時18分43秒 77. バルテリ・ボッタス(メルセデス)/1分28秒478
12時25分49秒 47. ミック・シューマッハ(ハースF1)/14分39秒359
12時58分14秒 44. ルイス・ハミルトン(メルセデス)/1分26秒340

裁定理由:スチュワードは映像を確認し、レースディレクターからタイミングインフォメーションを受け取った。上記マシンはコースを逸脱した。このペナルティはレースディレクターの指示書第21条(第12条2項1号[i]参照)、およびFIA国際スポーティングコード第12条4項1号eに基づいて適用されている。

◆ターン11のコース逸脱によるタイム抹消
違反内容:ターン11でコースを逸脱、FIA国際スポーティングコード附則L第4章2項(c)ならびに第12条2項1号(i)、およびレースディレクターの指示書第21条に違反
裁定:FIA国際スポーティングコード第12条4項1号eおよびFIA F1スポーティングレギュレーション第31条4項に基づくタイム抹消

[違反時間 カーナンバー. ドライバー(コンペティター)/抹消タイム、翌周の抹消タイム]

12時24分02秒 16. カルロス・サインツ(フェラーリ)/1分26秒698、1分33秒300
12時43分01秒  9. ニキータ・マゼピン(ハースF1)/1分27秒835、1分27秒758
12時46分47秒  4. ランド・ノリス(マクラーレン)/1分25秒498、1分26秒083
12時51分23秒  5. セバスチャン・ベッテル(アストンマーティン)/1分25秒486、1分26秒468

裁定理由:スチュワードは映像を確認し、レースディレクターからタイミングインフォメーションを受け取った。上記マシンはコースを逸脱した。このペナルティはレースディレクターの指示書第21条(第12条2項1号[i]参照)、およびFIA国際スポーティングコード第12条4項1号eに基づいて適用されている。

【スプリントクオリファイイング】

◆ターン11のコース逸脱によるタイム抹消
違反内容:ターン11でコースを逸脱、FIA国際スポーティングコード附則L第4章2項(c)ならびに第12条2項1号(i)、およびレースディレクターの指示書第21条に違反
裁定:FIA国際スポーティングコード第12条4項1号eおよびFIA F1スポーティングレギュレーション第31条4項に基づくタイム抹消

[違反時間 カーナンバー. ドライバー(コンペティター)/抹消タイム、翌周の抹消タイム]

16時44分35秒  4. ランド・ノリス(マクラーレン)/1分24秒799、1分24秒858

裁定理由:スチュワードは映像を確認し、レースディレクターからタイミングインフォメーションを受け取った。上記マシンはコースを逸脱した。このペナルティはレースディレクターの指示書第21条(第12条2項1号[i]参照)、およびFIA国際スポーティングコード第12条4項1号eに基づいて適用されている。

◆ピエール・ガスリー(アルファタウリ)
違反内容::ギアボックス交換、FIA F1スポーティングレギュレーション第23条4項(a)に違反
裁定:5グリッド降格
裁定理由:カーナンバー10(ガスリー)のギアボックスが6戦連続の使用期間が経過する前に変更されたため。

◆ピエール・ガスリー(アルファタウリ)
違反内容:4基目の内燃機関(ICE)、4基目のターボチャージャー(TC)、4基目のMGU-H、4基目のMGU-K、3基目のエナジーストア、3基目のコントロールエレクトロニクスを使用、FIA F1スポーティングレギュレーション第23条2項(a)に違反
裁定:スターティンググリッド後方からのレーススタート
裁定理由:このペナルティは第23条2項(b)に基いて適用された。

◆ピエール・ガスリー(アルファタウリ)
違反内容:エナジーストア(ES)を交換、FIA F1スポーティングレギュレーション第34条8項に違反
裁定:ピットレーンからのスタート
裁定理由:変更されたエナジーストアは予選で使用されたものとは異なる仕様だった。このパーツは第34条2項に従い、FIA技術委員の承認の下で交換されている。このエナジーストアはマシンがパルクフェルメ状態に置かれている際に変更されたため、当該コンペティターはFIA F1スポーティングレギュレーション第34条8項(b)に従ってピットレーンからのスタートが義務づけられる

イタリアGP決勝:9月12日(日)

【決勝】

◆アントニオ・ジョビナッツィ(アルファロメオ・レーシング)
違反内容:ターン4からターン5でコースを離れ、安全性に欠ける方法でコース復帰、FIA F1スポーティングレギュレーション第27章3項に違反
裁定:5秒のタイムペナルティ、およびペナルティポイント1点(12カ月有効)
裁定理由:スチュワードは映像を確認した。当該ドライバーはターン4の入り口でブレーキをロックさせ、エイペックスの奥でコーナーをカットした。コースに合流する際、ドライバーは左側へと横切り、カーナンバー55(カルロス・サインツ/フェラーリ)と接触した。スチュワードはこの再合流が安全性に欠けるものだったと判断した。

ジョビナッツィの累積ペナルティポイント:3ポイント(2021年9月12日時点)

◆エステバン・オコン(アルピーヌ)
違反内容:ターン4でマシン1台分のスペースを残さずにカーナンバー5(セバスチャン・ベッテル/アストンマーティン)と接触、FIA国際スポーティングコード附則L第4章2項(b)に違反
裁定:5秒のタイムペナルティ、およびペナルティポイント1点(12カ月有効)
裁定理由:スチュワードは映像を確認した。カーナンバー31(オコン)はターン4のアプローチで自身のポジションを守っていた。カーナンバー5はその右側についていた。その前にラインを外れたところでポジションを守っていたことで、カーナンバー31のドライバーはコーナーに進入する際に(レギュレーションで義務づけられているように)自分のマシンとコースの端の間に1台分の幅を残すことができず、カーナンバー5と接触している。

オコンの累積ペナルティポイント:1ポイント(2021年9月12日時点)

◆セルジオ・ぺレス(レッドブル)
違反内容:ターン5でコースを離れて持続的なアドバンテージを獲得、FIA F1スポーティングレギュレーション第27章3項に違反
裁定:5秒のタイムペナルティ、およびペナルティポイント1点(12カ月有効)
裁定理由:スチュワードは車載カメラのものを含め、証拠映像を確認した。カーナンバー11(ぺレス)はターン4に入る際にカーナンバー16(シャルル・ルクレール/フェラーリ)のオーバーテイクを試みていた。カーナンバー11は縁石の外側を通り、そうすることによってパスに成功して、継続的なアドバンテージを得た。

ぺレスの累積ペナルティポイント:7ポイント(2021年9月12日時点)

◆ニキータ・マゼピン(ハースF1)
違反内容:ターン4でカーナンバー47(ミック・シューマッハ/ハースF1)と接触、FIA国際スポーティングコード附則L第4章第2項に違反
裁定:5秒のタイムペナルティ、およびペナルティポイント1点(12カ月有効)
裁定理由:スチュワードは証拠映像を確認し、カーナンバー9のドライバー(マゼピン)がターン4でのカーナンバー47との接触において主たる責任があると判断した。

マゼピンの累積ペナルティポイント:6ポイント(2021年9月12日時点)

◆ターン5のコース逸脱によるタイム抹消
違反内容:ターン5でコースを逸脱、FIA国際スポーティングコード附則L第4章2項(c)ならびに第12条2項1号(i)、およびレースディレクターの指示書第21条に違反
裁定:FIA国際スポーティングコード第12条4項1号eおよびFIA F1スポーティングレギュレーション第31条4項に基づくタイム抹消

[違反時間 カーナンバー. ドライバー(コンペティター)/抹消タイム]

15時05分51秒  9. ニキータ・マゼピン(ハースF1)/1分29秒945
15時53分59秒 11. セルジオ・ぺレス(レッドブル)/1分28秒478
15時54分15秒 47. ミック・シューマッハ(ハースF1)/1分38秒648

裁定理由:スチュワードは映像を確認し、レースディレクターからタイミングインフォメーションを受け取った。上記マシンはコースを逸脱した。このペナルティはレースディレクターの指示書第21条(第12条2項1号[i]参照)、およびFIA国際スポーティングコード第12条4項1号eに基づいて適用されている。

◆ターン11のコース逸脱によるタイム抹消
違反内容:ターン11でコースを逸脱、FIA国際スポーティングコード附則L第4章2項(c)ならびに第12条2項1号(i)、およびレースディレクターの指示書第21条に違反
裁定:FIA国際スポーティングコード第12条4項1号eおよびFIA F1スポーティングレギュレーション第31条4項に基づくタイム抹消

[違反時間 カーナンバー. ドライバー(コンペティター)/抹消タイム、翌周の抹消タイム]

15時10分41秒  3. ダニエル・リカルド(マクラーレン)/1分26秒410、1分26秒419
15時19分21秒  4. ランド・ノリス(マクラーレン)/1分26秒498、1分27秒304
15時51分52秒  4. ランド・ノリス(マクラーレン)/2分30秒238、1分26秒782
16時12分28秒 14. フェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)/1分45秒578、1分26秒574
16時14分00秒  5. セバスチャン・ベッテル(アストンマーティン)/1分26秒631、1分26秒498
16時13分55秒 14. フェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)/1分26秒574、1分26秒474
16時13分56秒 63. ジョージ・ラッセル(ウィリアムズ)/1分27秒102、1分26秒513

裁定理由:スチュワードは映像を確認し、レースディレクターからタイミングインフォメーションを受け取った。上記マシンはコースを逸脱した。このペナルティはレースディレクターの指示書第21条(第12条2項1号[i]参照)、およびFIA国際スポーティングコード第12条4項1号eに基づいて適用されている。

◆マックス・フェルスタッペン(レッドブル)
違反内容:ターン2でカーナンバー44(ルイス・ハミルトン/メルセデス)と接触、FIA国際スポーティングコード附則L第4章第2項(d)に違反
裁定:当該ドライバーの次戦での3グリッド降格、およびペナルティポイント2点(12カ月有効)
裁定理由:スチュワードはカーナンバー33のドライバー(マックス・フェルスタッペン)、カーナンバー44のドライバー(ルイス・ハミルトン)とチームの代表者たちを呼んでヒアリングを行い、動画による証拠を見直した結果、ターン2でのカーナンバー44との接触はカーナンバー33のドライバーに主な責任があると断定した。

カーナンバー44はピットから出てきたところだった。カーナンバー33はメインストレートにいた。ターン1手前の50mボードの地点で、カーナンバー44はカーナンバー33より大きく前にいた。カーナンバー33は遅いブレーキングによってカーナンバー44に並び始めたが、どの時点においてもカーナンバー44のフロントホイール直後より前に出ることは一度もなかった。

スチュワードはCCTV映像で、カーナンバー44のドライバーは回避するためのラインをドライブしていたが、彼のポジションがカーナンバー33を縁石に乗り上げさせる原因になったことを確認している。しかし、スチュワードはさらに、カーナンバー33がターン1の進入で奥深くに入るまでカーナンバー44に並んではいなかったことも確認している。カーナンバー33のドライバーのこの操作は、“レーシングルームの権利”を得るには遅すぎるタイミングでの試みだったというのがスチュワードの見解だ。

カーナンバー44はインシデントを避けるためにもっと縁石から離れたステアリングをすることも可能だったが、彼のポジションは妥当なものであり、よってインシデントの主な責任はカーナンバー33のドライバーにあるとの結論に至った。

ペナルティ発令に際し、スチュワードはその後の結果については考慮せず、インシデントそのものについてのみ考慮していることを強調するものである。

フェルスタッペンの累積ペナルティポイント:2ポイント(2021年9月12日時点)

◆ランス・ストロール(アストンマーティン)
違反内容:ターン8、9、10でイエローフラッグに従わず、FIA国際スポーティングコード附則H第2章5条5項(b)に違反
裁定:警告
裁定理由:スチュワードはカーナンバー18のドライバー(ストロール)、およびチーム代表者から事情を聴取し、ビデオとテレメトリーの証拠を確認した。マーシャリングシステムはイエローを示していなかったものの、マーシャルはターン8の入り口からターン10の出口にかけて、イエローフラッグを掲示していた。ドライバーからダブルイエローフラッグが視認しにくいフラッグポイントが一カ所あったものの、それと並行してドライバーから視認しやすい、シングルイエローを掲示しているフラッグポイントがあった。スチュワードはドライバーがレギュレーションで義務づけられているように減速したと断定可能だが、もっと早い段階で減速することはできたはずである。したがって、警告を与えるものとする。

【A】