アストンマーティンが風洞を備えた新チームファクトリー建設に着手

アストンマーティンのランス・ストロール【イタリアGP/モンツァ、2021年9月11日(Aston Martin Cognizant Formula One™ Team)】


14日(火)、アストンマーティンF1チームが本拠地シルバーストーンに建設する新ファクトリーの着工式が、取締役会長のローレンス・ストロール立ち会いの下で行われた。

幾度かのオーナー変更を経て、2020年までレーシング・ポイントの名前で参戦していたチームは、ドライバーを務めるランス・ストロールの父、ローレンスが大株主となったアストンマーティンの名前を冠して2021年シーズンをスタートした。

元をたどればジョーダン・チームのものだったシルバーストーンのファクトリーは、再開発される既存の施設を含めた床面積37,000㎡の3棟構成となり、設計、製造、マーケティングリソース、さらには最新鋭の風洞とシミュレーターが組み込まれ、1つのキャンパス内で全ての工程をまかなえるようになる。

建物の完成は2022年末か2023年初めとなる予定で、風洞の試運転は2023年の第3四半期に開始される見通しだという。

4、5年後にはタイトルを争えるチームにしたいと公言しているローレンス会長は「これから待ち受ける建築的、組織的チャレンジや抱負という観点において、ここまで来られたことに鼓舞されている」とコメントした。「新しい建物は、ワールドチャンピオンシップに勝てる勢力になるというわれわれの決意の程を反映しているだけでなく、組織としての成長と発展のスケールをも示すものだ」

「建物というのは、その中で働く人々をパワフルに表すものだと私は強く感じており、人々が働き、協力し、創造し、共に勝てる新たなホームを作り出そうとしていることに興奮を抑え切れない。2022年の終わりか2023年の初めにはチーム全体が新たなホームに集うのだと考えるだけで胸が躍るし、この機会を利用して、プロジェクトに取り組んでいる全てのパートナーたち、とりわけ『JCB』と『Cognizant(コグニザント)』に感謝を述べたい」

主要幹部を含め、次々と新たな人材を獲得しているチームの代表兼CEOを務めるオトマー・サフナウアーは、「今あるわれわれのシルバーストーンのファクトリーもF1の歴史の一部をなすものだが、組織としてわれわれはそれよりも大きくなってしまった」と述べた。「それに加えて、次の数年で人員が増えるにつれて、より多くのスペースが必要になる」

「その設計と協議段階において、われわれは地方議会からの支援と理解をいただいている。われわれはシルバーストーン・テクノロジー・パークとモータースポーツ・バレーをイギリス技術産業の重要拠点とした価値や投資を示し、増進することになるランドマークを作っているのだと感じている」

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