宣言通りの表彰台を達成したボッタス、リタイアのハミルトンも僚友を称える

メルセデスのバルテリ・ボッタス【イタリアGP/モンツァ、2021年9月12日(Mercedes-AMG Petronas Formula One Team)】


12日(日)に開催されたシーズン第14戦イタリアGP決勝レースでメルセデスのバルテリ・ボッタスが最後列から大きく巻き返し、3位表彰台に上った。

ボッタスがパワーユニット交換に伴うエンジンペナルティを受けたことで4番手スタートに繰り上がったルイス・ハミルトンはスタート直後にポジションを落とすなど、決して良い流れとはいかず、ピットストップを終えた直後に、チャンピオンシップライバルであるレッドブルのマックス・フェルスタッペンと接触し、リタイアを喫した。

ルイス・ハミルトン

「もちろん、あんな形でレースが終わって残念だ。チームは戦略面でいい仕事をしてくれて、26周目のあのクラッシュまではいい位置にいた。僕の記憶だと、ピットアウトしてマックス(フェルスタッペン)が来るのが見えたから、ちゃんとアウト側にクルマ1台分のスペースを残した。ターン1の進入では僕が前にいて、ターン2に入るときに突然、僕の頭上に彼がいた。まとめると、僕にとってはいい形で終わらなかった週末だけど、バルテリ(ボッタス)が素晴らしいリカバリーでチームを盛り上げてくれて良かった。こういうサーキットで後方から表彰台までずっと上がってくるのは簡単なことじゃない。チームはいい仕事をしてくれて、レッドブルよりも多くのポイントを取って終われたのは間違いなくポジティブだ」

バルテリ・ボッタス

「チームには表彰台を狙っていくと言ったから、そうなってうれしい。自分としては素晴らしいリカバリーができた。僕のレースキャリアでレース中にあれほど順位を上げたのはなかったと思う。後ろからのスタートはいつだって簡単にはいかないけど、レース前の状況を考えると、今日は最終的にレッドブルよりも多くのポイントが取れて良かった。楽しく走れたし、いいオーバーテイクとレースができた。ペレスとのバトルは楽しく、自分のリザルトには満足している。たぶん、メルセデスでかなり良かったレースウイークの1つじゃないかな。ルイス(ハミルトン)とマックス(フェルスタッペン)のクラッシュは残念だった。貴重なポイントを失ってしまった。まだそのインシデントをちゃんと見ていないけど、彼が無事でよかった。これからは前を向いて、この勢いをロシアにつなげていきたい。僕は過去あのサーキットでは調子いいんだ」

クリスチャン・トト・ウォルフ(チーム代表兼CEO)

「またもわれわれにとって複雑な午後だった。一方で、バルテリは20番手から浮上し、チームにポディウムをもたらす素晴らしい仕事をした。今週末の彼は絶好調で、グリッドの後ろから3位というのは週末の彼のパフォーマンスにとてもふさわしい結果だよ。他方では、ルイスにとってマックス(フェルスタッペン/レッドブル)とのインシデントは非常に不運だった。ストップ後の彼はとてもいいポジションにいるように見えた。1周目のターン4でバックオフしたルイスと比較すれば、マックスのポジショニングがクラッシュに終わることは明白だったはずだ。スチュワードは彼らの裁定を下した。だが、ヘイローがなければ今回の件はもっと悲惨なことになっていたのは明らかだ」

アンドリュー・ショブリン(トラックサイドエンジニアリングディレクター)

「今日はバルテリが素晴らしいドライブを披露してくれたおかげで再び表彰台に上れた。今回、彼が過ごしたような週末であれば、本来なら優勝できるはずが、ペナルティを受けなければならなかったことが残念だ。ルイスのレースがあんな形で終わりを迎えたことも残念だが、今はヘイローのプロテクションが効果を発しているのでホッとしている。マックスはそもそもあのコーナーをうまく通過できそうになかったのに、ルイスにポジションを譲るのではなく、いつも無理をしてでも突破する方法を選んでいるように見える。あれだけ速いマシンを持っていながら、ポイントを獲得できずにここを去るのは悔しいが、現実にはもっと良いパフォーマンスを発揮しなければならないエリアが多くある。バルテリは今回の出来を誇りに思っていいと思う。その一方で、チームとしてはパフォーマンスや信頼性など、多くの部分で自分たちを批判しなければならない。自分たちに必要なレベルに達していないので、これを修正することが今の優先事項だ」

【N/M/C】