Honda山本の現場だより Vol. 6:ベルギーで迎えた50戦目、オランダの熱狂とRed Duck Racing

日本語で『50戦記念』と書かれたレーシングスーツを着るマックス・フェルスタッペン【Red Bull Racing/Honda】


Honda F1とマネジングディレクター(MD)を務める山本雅史氏の協力を得てお届けする『Honda山本の現場だより』の第6回はシーズン後半戦が幕を開けた雨のベルギーGPとマックス・フェルスタッペンの母国オランダのレース週末より。


シーズン前半終了前の2戦、イギリスGPとハンガリーGPはフェルスタッペン選手がきっちりレースをすることができず、大きなポイントを得られませんでした。

夏休みを過ぎ、後半戦の最初は何としても優勝して良い流れを取り戻したいと考えていました。お客さまやファンの皆さんが雨の中で応援してくれたこともあり、結果的には、フェルスタッペン選手の走りもすごく、予選ではポールポジションを獲得。

最終的に優勝できたとはいえフォーメーションラップでレースが終了し、消化不良ながらハーフポイントを獲得しました。雨の影響で、お客さまやファンの皆さんに最後までレースを見せられず、残念な気持ちと申し訳ない思いでいっぱいでした。

【山本雅史/Honda】

シーズン第12戦ベルギーGPはRed Bullとパートナーシップを組んで50戦目でした。昨年のイタリアGPではAlpha Tauriとの50戦目でガスリー選手が優勝してくれました。今度はRed Bullとの50戦目も優勝というカタチで終えることができて本当に良かったです。

マックスとチェコのレーシングスーツには50戦記念と漢字で書いてくれたレッドブルが素敵です。ガレージにも50戦記念を施してくれました。フェルスタッペン選手はオレンジのスペシャルカラーもカッコ良かったです!!

2度の赤旗中断で約3時間の時間ができたので、マックスと鈴鹿がなくなって残念だという話などをしているときにRed Bullのカメラマンが取ってくれた1枚です。

【山本雅史/Honda】

F1グランプリ第13戦オランダGP週末には、FIA F3選手権も開催され、Honda育成ドライバー(Red Bull Junior Driver)である岩佐選手が、レース1で3位表彰台を獲得。オランダGPの舞台ザントフォールト・サーキットはオーバーテイクが難しい中、チャンスを生かし、順位を上げての3位は立派でした。これで今季ハンガリーGPでの優勝と2度目の表彰台になりました。厳しいレースを3位で終えて良い顔をしています。

次戦のF3最終戦ロシアGPが楽しみです。

【山本雅史/Honda】

オランダGP決勝日の朝、最終コーナー側のグランドスタンドにはオランダ国旗用のフラッグがシートに設置されていてモータースポーツへの共感が強く感じられました。

レースになるとオレンジ色が強く目立っていましたが、ファンの熱い応援はやはり最高でした。

コロナ禍の状況もあり、70%の観客動員でしたが、約7万人のファンが全てのドライバーとF1関係者に応援をしてくれていました。

もちろん、母国でのマックス・フェルスタッペン選手への応援は別格です。結果、フェルスタッペン選手はポール・トゥ・ウインで見事なレース優勝を果たし、後半戦2連勝でした。

オレンジ色に染まった各スタンドは圧巻でした。紳士的で熱狂的なファンを見て、日本GPの舞台である鈴鹿を思い出しました。今年の開催が中止になったことは本当に残念です。ファンにHonda-F1最終年の走りを見せたかったです。

【山本雅史/Honda】

オランダGPでも快調なAlpha Tauriのピエール・ガスリー選手は予選4番手のタイムを出し、決勝もソフトタイヤからミディアムタイヤと1ストップのタイヤマネジメント力を発揮し、レースでも安定した速さで4位を獲得してくれました。

今年のガスリー選手は本当に強さに溢れており、今まで以上に、レースウイークは本当に集中している姿が印象的です。オランダGPでは特に中団グループの中でも速さが光っていたのがガスリーでした。これからが楽しみなドライバーです。

角田裕毅選手も後半戦は週末の過ごし方をいろいろと検討して進めているのが印象的で、今回はHonda-PUの異常検知でリタイアと、本当に残念な結果になってしまいました。

次戦、Alpha Tauriの地元で開催されるイタリアGPは昨年にガスリー選手が初優勝した場所でもあるのでガスリー選手、角田選手に期待したいと思います。

【山本雅史/Honda】

オランダ・ザントフォールトは北海に面した場所で、街並みも奇麗で36年ぶりのF1開催をみんなで楽しんでいるような雰囲気でした。サーキット近くのお店でRed Bull Racingに似たRed Duck Racing#33を見つけました。

さまざまなデザインがあるのも面白いですが、オレンジヘルメットもシャレていて、思わず写真を撮りました。今までもDuckはあちこちで見たことは有りますが、#33は初めてです。このDuckはオランダが発祥地のようです。

【山本雅史/Honda】

HondaF1 Managing Director 山本雅史