ピットレーンの速度違反でラッセルに5秒ペナルティ【オランダGP:ペナルティ】

メルセデスのルイス・ハミルトンとバルテリ・ボッタス【オランダGP/ザントフォールト、2021年9月5日(Mercedes-AMG Petronas Formula One Team)】


シーズン第13戦オランダGPで発令されたペナルティは少なく、決勝ではウィリアムズのジョージ・ラッセルがピットレーンの速度違反によって5秒のタイムペナルティを科された。

難しいザントフォールトのピット入り口で「若干やり過ぎたのは残念」と語るラッセルは、レース終盤にギアボックストラブルでピットインを強いられ、フィニッシュラインを通過することなく完走扱いとなっている。

その前日であるグランプリ2日目、スチュワードは新型コロナウイルス感染症の陽性となったキミ・ライコネンに代わり、ロバート・クビサがアルファロメオ・レーシングのマシンを駆る許可を与えた。

また、予選で下位に沈んだレッドブルのセルジオ・ぺレスはそれを機に6つのエンジンコンポーネントのすべてを交換。エナジーストアは予選で使用されたものと異なる仕様だったため、ピットレーンからのスタートを命じられている。

その他を含め、オランダGPの週末を通してスチュワードが審議し、何らかの処分を下したインシデントおよびペナルティの詳細は以下の通り。

オランダGP初日:9月3日(金)

【金曜フリー走行1回目】

◆エステバン・オコン(アルピーヌ)
違反内容:ターン12とターン13におけるカーナンバー4(ランド・ノリス/マクラーレン)とのインシデント、FIA国際スポーティングコード附則L第4章2条(b)に違反
裁定:警告
裁定理由:スチュワードはカーナンバー31のドライバー(オコン)、カーナンバー4のドライバー、および各チームの代表者から事情を聞き、映像証拠を確認した。証拠からはカーナンバー31のドライバーの振る舞いが、カーナンバー4のコースオフを引き起こしたことが示されている。スチュワードは当時の状況と両ドライバーの説明を踏まえ、今回の例では警告を発令した。

(金曜フリー走行2回目はペナルティなし)

オランダGP2日目:9月4日(土)

【土曜フリー走行】

◆アルファロメオ・レーシング
スチュワードはアルファロメオ・レーシング・オーレンからカーナンバー7のドライバーであるキミ・ライコネンのドライバー変更の要請を受けた。FIA F1スポーティングレギュレーション第26条1号(a)に基づき、スチュワードはキミ・ライコネンの代役としてロバート・クビサにカーナンバー88を使用して2021年オランダGPに参加する許可を与えた。FIA F1スポーティングレギュレーション第26条1項(c)に基づき、カーナンバー88のドライバーは当初のドライバーであるキミ・ライコネンに配分されたエンジン、ギアボックス、タイヤを使用しなければならない。

【予選】

◆セルジオ・ぺレス(レッドブル)
違反内容:4基目の内燃機関(ICE)、4基目のターボチャージャー(TC)、4基目のMGU-H、4基目のMGU-K、4基目のエナジーストア(ES)、4基目のコントロールエレクトロニクス(CE)を使用、FIA F1スポーティングレギュレーション第23条2項(a)に違反
裁定:スターティンググリッド後方からのレーススタート
裁定理由:このペナルティは第23条2項(b)に基いて適用された。

◆セルジオ・ぺレス(レッドブル)
違反内容:エナジーストア(ES)を交換、FIA F1スポーティングレギュレーション第34条8項に違反
裁定:ピットレーンからのスタート
裁定理由:変更されたエナジーストアは予選で使用されたものとは異なる仕様だった。このパーツは第34条2項に従い、FIA技術委員の承認の下で交換されている。このエナジーストアはマシンがパルクフェルメ状態に置かれている際に変更されたため、当該コンペティターはFIA F1スポーティングレギュレーション第34条8項(b)に従ってピットレーンからのスタートが義務づけられる。

◆ニコラス・ラティフィ(ウィリアムズ)
違反内容::ギアボックス交換、FIA F1スポーティングレギュレーション第23条4項(a)に違反
裁定:5グリッド降格
裁定理由:カーナンバー6(ラティフィ)のギアボックスが6戦連続の使用期間が経過する前に変更されたため。

◆ニコラス・ラティフィ(ウィリアムズ)
違反内容:フロントウイングおよびノーズのアッセンブリを異なる仕様に変更、FIA F1スポーティングレギュレーション第34条8項に違反
裁定:ピットレーンからのスタート
裁定理由:変更されたフロントウイング/ノーズアッセンブリは予選で使用されたものとは異なる仕様だった。このパーツは第34条2項に従い、FIA技術委員の承認の下で交換されている。このフロントウイング/ノーズアッセンブリはマシンがパルクフェルメ状態に置かれている際に変更されたため、当該コンペティターはFIA F1スポーティングレギュレーション第34条8項(b)に従ってピットレーンからのスタートが義務づけられる。

オランダGP決勝:9月4日(日)

【決勝】

◆ジョージ・ラッセル(ウィリアムズ)
違反内容:ピットレーンを時速81.7㎞で走行、FIA F1スポーティングレギュレーション第22条10項に違反
裁定:5秒のタイムペナルティ
裁定理由:カーナンバー63(ぺレス)が本イベントにおいて時速60kmと定められているピットレーンの速度制限を時速1.1㎞超過したため。

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