「ファイナルラップまで最大限にアタックする」と誓うボッタス

メルセデスのバルテリ・ボッタス【オランダGP/ザントフォールト、2021年9月2日(Mercedes-AMG Petronas Formula One Team)】


2022年シーズンにアルファロメオ・レーシング移籍が決まったバルテリ・ボッタスは、メルセデスが来季のドライバーラインアップを発表したことを受け、自らの決断を尊重してくれたことに感謝しつつ、今季の残るレースでチームのタイトル獲得に貢献できるよう最後の最後まで全力を尽くすと誓った。

6日(月)にボッタスが来季からアルファロメオ・レーシングに移籍することが発表されたのに続き、火曜日にはメルセデスが2022年からルイス・ハミルトンのチームメイトにジョージ・ラッセルが就任すると発表。

2016年のドライバーズ選手権を制したニコ・ロズベルグの電撃引退を受けて、2017年シーズンからメルセデスドライバーとしてF1に参戦してきたボッタスは、この5年間――2021年シーズンはまだ9戦を残しているが――で9勝を挙げ、表彰台は54回、17回のポールポジションをマークしている。

メルセデスが2020年までに成し遂げた7回のコンストラクターズ選手権のうち、4回はハミルトンとボッタスのコンビで勝ち取ったものであり、この2人のラインアップはF1史上最も成功を収めた布陣のひとつとして記録に残るだろう。

ボッタスは「メルセデスと過ごしてきた時間の中で、ともに成し遂げたすべてのことを心から誇りに思っている。それに、まだ終わっていない。8回目のコンストラクターズタイトルを獲得するという、今までで一番大きなチャレンジが残っている」と語り、こう続けた。

「メルセデスとの時間を振り返るときには、このチャンスを目いっぱい生かし、ありったけの力を尽くしたと言えるようにしたい。それに、一緒に過ごす時間をチャンピオンとして締めくくりたい」

「ルイスと一緒に働けたことは名誉だと思っているし、競技的にはとてつもないチャレンジだったと思うけど、僕らの関係からなるハーモニーはチームメイトとして勝ち取ったコンストラクターズ選手権に大きな影響を与えたと思っている。今年の終わりには別れのときが来てしまう。それは今じゃないけれど、一緒に決断したことを尊重してくれたトトとチームに感謝したい。僕はエキサイティングでアイコニックなメーカーであるアルファロメオとともに立ち向かう新たなチャレンジを選択したことにとても満足しているし、チームを上位グリッドに導く機会を得たことを本当にうれしく思っている。これまでと同じように、結果を出すためにレースに挑み、時が来れば勝利を目指す」

「ただし、今の僕のミッションは明確だ。メルセデスのために、アブダビのファイナルラップまで最大限にアタックすることだ」

また、メルセデスを率いるクリスチャン・トト・ウォルフは次のように述べている。

「われわれにとってこれは簡単なプロセスでもなければ、簡単な決断でもなかった。バルテリは過去5シーズンにわたって素晴らしい仕事を成し遂げ、われわれの成長と成功に不可欠な貢献を果たしてくれた。ルイスとともに、このスポーツの2人のチームメイトという間柄において基準となる関係性を築いており、それが、われわれのチャンピオンシップ争いにとって貴重な武器となり、かつてない成功へと導いてくれた。当然、彼はチームに残るべき存在だったと思っているが、彼がF1のトップレベルでキャリアを継続するために、来年、アルファ(ロメオ・レーシング)でのエキサイティングな挑戦を選択できたことはうれしく思っている」

「その時が来れば、チームの全メンバーから大きな好意を持ってわれわれの元を去るものの、今後も、永遠にメルセデスファミリーの一員であり続ける」

「2022年に向けては、ジョージがキャリアの次なるステップを踏んでメルセデスに加わるチャンスを得られたことを発表でき、本当にうれしく思っている。彼は参戦したすべてのレースカテゴリーで勝者に輝いており、ウィリアムズと過ごした過去3シーズンはF1での彼の未来を予感させるものだった。これからはわれわれの環境の中で、かつ、史上最高のF1ドライバーであるルイスのそばで学び続けていく彼を支えることがわれわれの課題だ。2人の関係が深まれば、強力なチームを形成し、今後、数年間、コース内外でメルセデスに貢献してくれるものと確信している。2022年に向けた計画が明かされた今は肩の荷が下りた気分ではあるものの、今は今季の残る9レースに集中し、今年の世界選手権への挑戦に全力を尽くしていく」

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