角田とガスリーの「ポジティブな関係」がアルファタウリに効果をもたらすとトスト

アルファタウリのフランツ・トスト代表、角田裕毅、ピエール・ガスリー、ホンダF1の山本雅史マネージングディレクター【スペインGP/バルセロナ、2021年5月6日(Getty Images / Red Bull Content Pool)】


アルファタウリのチーム代表であるフランツ・トストが今季にF1デビューした角田裕毅は「与えられた情報をすべて吸収している」と評し、ピエール・ガスリーとの「ポジティブな関係」がチームに良い影響をもたらしていると語った。

2021年シーズンが後半に入り、来季のドライバーラインアップに動きが見えてきた。前戦オランダGP前にキミ・ライコネン(アルファロメオ・レーシング)の今季限りの引退が発表されたのに続き、グランプリ後には現メルセデスドライバーのバルテリ・ボッタスがライコネンの後任となることが明らかになっている。

ボッタスの発表の翌日にあたる7日(火)、今度はアルファタウリが現在のコンビである角田とガスリーが来季もタッグを組むことを明らかにしている。

2017年第15戦マレーシアGPで当時はトロ・ロッソの名称だったこのチームからデビューしたピエール・ガスリーは、これまでに77戦に参戦。2020年イタリアGPで初優勝を遂げてからちょうど1年が経っており、現時点での今季のランキングは8位(66ポイント)となっている。

トストはコンビ継続に喜びを表すと同時に、ガスリーが上げてきた成果やそのポテンシャルをこう称賛した。

「今日、われわれのドライバーたちを2022年シーズンにもここスクーデリア・アルファタウリに維持することを発表できてうれしい。ここ数年のピエールの成長は目覚ましく、われわれと過ごした時間の中で彼は表彰台のすべてのステップに上ってみせた。2019年ブラジルGPでの2位に始まり、翌年はわれわれのホームグランプリであるモンツァで勝利し、今年はすでにバクーの3位によって表彰台1界を達成した。彼にはまだ力があると確信しており、それこそもう1シーズン彼を擁することにわれわれがエキサイトしている理由だ」

今季はガスリーのチームメイトとして角田がアルファタウリに加入。22歳の角田は13戦を終えて18ポイントを獲得し、ドライバーズチャンピオンシップで13位につけている。トストはその角田を導く上でのガスリーの存在にも注目し、次のように続けた。

「さらに、彼は自身のF1での経験をもって裕毅の成長を助けている。今年、われわれは2人の間にコース上での競争やコース外での友情から成るポジティブな関係があるのを目にしており、それがチームに効果をもたらしていることが証明されている」

F1初戦で見事なレースを見せて注目されながらも、思い通りにいかない週末に悔しい思いをしたこともある角田。トストは「裕毅はルーキーとしてこのチームに加わり、毎日学び続けている。エンジニアからのフィードバックは、彼が与えられた情報をすべて吸収し、成長していることを示している」と評価し、こう締めくくっている。

「ルーキーとして、裕毅はまだ彼の旅を始めたばかりであり、われわれと共に始めたものを彼が続けて行けるのは良いことだ。シーズンの早い段階でドライバーラインアップを確定できるのはわれわれにとっても素晴らしい。これで中団の厳しい戦いの中にある、2021年の残るレースに集中できる」

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