波乱のレースでサインツが3位に繰り上がり、ルクレールは衝突されてリタイア

フェラーリのカルロス・サインツ【ハンガリーGP/ハンガロリンク、2021年8月1日(Scuderia Ferrari)】


1日(日)、シーズン第11戦ハンガリーGP決勝レースに挑んだフェラーリのカルロス・サインツは終盤まで表彰台圏内につけながらもタイヤとペースのアドバンテージを持つルイス・ハミルトン(メルセデス)にかわされ、4番目にチェッカーフラッグを受けたが、レース後、アストンマーティンのセバスチャン・ベッテルが燃料サンプル不足によって失格処分を受けたため、サインツが3位に繰り上がり、表彰台を獲得した。

シャルル・ルクレールはオープニングラップの波乱に巻き込まれてリタイアを喫している。

コメントはベッテルの処分が発表される前に出されたもの。

シャルル・ルクレール

「ものすごくフラストレーションのたまる日曜日だった。スタートはうまくいき、いい位置にいて、2番手から3番手を争っていた。今日はチャンスがあると分かっていたんだ。だから安全に、注意深く動いたんだ。最初のコーナーに入ろうとしたら、予想もしないような動きで誰かが突っ込んできた。こんな形でレースを終えるなんてとにかく不本意だ。ダメージはあまりにも大きくて、次のコーナーのブレーキングポイントであっという間にスピンしてしまった。こんな形で夏休みに入りたくはなかったよ。これが現実だけどね」

カルロス・サインツ

「なんてクレイジーなレースだ。15番手からスタートして、ポディウムのチャンスも実際あった。ピットレーンのトラフィックのために最初のピットストップでウィリアムズとアルファタウリにポジションを失ったのが大きく響いた。その時点では勝利も狙えたんだけど、それで完全にチャンスを失ってしまった。スリックでの最初のスティントではクリーンエアにいたからペースが最高に良くて、ラティフィ(ウィリアムズ)と角田(アルファタウリ)をオーバーカットしたんだ。残念ながら最後の数周はハミルトン(メルセデス)に対してできることはあまりなかった。僕は使い古したハードタイヤで、燃料にも気をつける必要があり、メインストレートの終わりでマクラーレンの後ろになってしまって、ポディウムのポジションを守るのは不可能だった。今日のシャルルは自分のせいではないのにリタイアを強いられてしまい、残念だった。2台ならもっとポイントを取れたはずだ。全体として、フェラーリでの僕の初シーズン前半はポジティブだったよ。まだあらゆるタイプのコーナーとコンディションでクルマの理解を続ける必要があるけど、正しい道を進んでいるのは間違いない。プッシュを続けて、夏休みの後は再充電して戻ってくる」

マッティア・ビノット(チーム代表)

「スタート前に雨が降っていたので、上位入賞を目指して戦い、素晴らしい結果を残せるチャンスがあった。しかし、シャルル(ルクレール)はウエット路面でのスタート直後に正しく慎重なアプローチをとって順位を上げたものの、控えめに言って慎重さを欠いてコーナーに進入してきたドライバーに後ろから追突されてしまった。シャルルは今日、とてもいい成績を残せたはずだから、本当に残念だ。カルロス(サインツ)はオープニングラップの前半で素晴らしい走りを見せ、15番手から4番手に浮上した。再スタート後、すぐにスリックタイヤに交換するためピットインし、われわれは2秒以内のピットストップで彼をピットレーンに送り出した。その時のトラフィックの状況を考慮しつつ、安全要求を順守した。ピットでわれわれより前の位置の他の人たちはそのようなことを気にしていなかったようで、いくつか順位を落としてしまった。その結果、カルロスは1番手と2番手のドライバーと戦うチャンスを失ってしまった。その後のレースでは、4位という結果が妥当なところだろう。非常に激しい前半戦が終了した。昨年は非常に苦しいシーズンだったが、今年はチームワークも良い。若くて強いドライバーがいて、われわれと同じように進歩している。これで一息ついて、バッテリーを充電するための休憩を取れる。新たな気持ちで後半戦に臨みたい。最後に、東京2020オリンピックに参加している全てのイタリア人選手を祝福する。特に陸上の男子100mと走高跳で金メダルを獲得し、イタリアのスポーツ界に忘れがたい足跡を残したマルチェル・ヤコブス選手とジャンマルコ・タンベリ選手を祝福したい」

【M/K】