ボッタスのチームワークに感謝するハミルトン

メルセデスのルイス・ハミルトンとバルテリ・ボッタス【イギリスGP/シルバーストーン、2021年7月18日(Mercedes-AMG Petronas Formula One Team)】


18日(日)、シーズン第10戦イギリスGP決勝レースに挑んだメルセデスのルイス・ハミルトンはオープニングラップでレッドブルのマックス・フェルスタッペンと接触した責任を問われてタイムペナルティを受けながらも、終盤にオーバーテイクを成功させてトップチェッカーを受けた。

相棒のバルテリ・ボッタスは途中、ポジションを落とす場面もあったが、スタート位置と同じ3位でゴールし、表彰台に上っている。

ルイス・ハミルトン

「この1週間、僕はファクトリーでの作業に全力を尽くしてきた。みんなと一緒に、このマシンのパフォーマンスを高めるために全力を尽くしてきたから、欠点の埋め合わせが必要だったけれど、みんなががんばり続けてくれたことを誇りに思う。今日も、いつも通り、レースには慎重なアプローチを取った。特にマックスとのバトルは、彼がかなりアグレッシブだったけど、こっちは完全に並んでいたし、向こうが僕にスペースを一切与えてくれなかった。ペナルティに対して自分が納得しているかどうかは別として、甘んじて受け入れ、とにかく必死にがんばり続けた。自分の中では“今観客のみんなが今週末を、イギリスの国歌や国旗を楽しんでくれているのにそれを邪魔させはしない”って感じだった。バルテリの素晴らしいチームワークがなければなし得なかったし、チームの最高のパフォーマンスがなければなし得なかったと思うから、本当に感謝している。チームとファンのためにこの結果を残すことができて本当にうれしい」

バルテリ・ボッタス

「今日の最大の問題は、スタートで順位を落としたことだ。昨日もそうだったけど、今後の課題だね。レース中、ランド(ノリス/マクラーレン)がスローピットストップになったとき、僕らに選択肢は1つしかなかった。第2スティントが長くなることは分かっていたけど、ピットインしなければならなかった。そのため、レース終盤はタイヤのブリスターがひどくて大変だった。チームの全てのメンバーがチャンピオンシップのために懸命に戦っているのを見るのは嬉しいよ。今日はいたるところで驚きがあった。フェラーリはとても強く、マクラーレンはミディアムタイヤで好調だったから、レースやファンにとって素晴らしいことだね。全体的には、週末を通してマシンを改善してきたけど、まだまだやるべきことがあると思う」

クリスチャン・トト・ウォルフ(チーム代表兼CEO)

「今日はドラマチックでエキサイティングなレースだった。最後にはシャルルを捕らえ、ルイスがイギリスGPで再び優勝した。あれは誰もが楽しめるものだったと思う。ルイスとマックスの間の出来事については、両者に責任があり、この2人のライバルはお互いに一歩も譲らなかった。高速コーナーであるため厄介なのだが、紙面上では白黒はっきりとしたレギュレーションがあり、フロントアクスルが外側のマシンの真ん中を越えていれば、そこは自分のコーナーだ。史上最高のドライバーである7度のワールドチャンピオンが、相手のマシンよりも性能の劣るツールを使ってチャンピオンシップを戦っている。そこに、自分の足跡を残そうとしている新進気鋭のスターが挑んできている。そして、彼らは衝突し、クラッシュした。これまでにも、歴史上の偉大なライバルたちとの間で、そのようなことがあったが、今日も同じことが起きた。最も重要なことは、マックスが無事であること、そして残りのレースは素晴らしかったことだ」

アンドリュー・ショブリン(トラックサイドエンジニアリングディレクター)

「チームにとって素晴らしい結果だ。厳しいレースが続いていたが、ここ数週間、チームのみんなが頑張ってくれたおかげで、今回の結果が得られた。レースの前半は、ミディアムタイヤを履いた両ドライバーにとってかなり厳しかった。トラフィックの中ではタイヤのオーバーヒートに悩まされ、十分に接近してアタックできなかった。2人ともロングランを予定していたが、ランドがピットストップで失敗したので、バルテリ(ボッタス)を早めにピットに入れてポジションを確保した。ルイス(ハミルトン)は、最初のスティントでアンダーステアに悩まされ、最終的にはフロントタイヤの性能が低下してしまったため、ピットインした。ハードタイヤでは、マシンのポテンシャルを最大限に引き出すことができ、バルテリは後続を引き離し、ルイスはシャルルとの差を縮められたので素晴らしかった。残り2、3周で追いつくと思っていたが、ルイスのペースは落ちず、最終的にはペナルティで10秒遅れたにもかかわらず、快勝できた。優勝してチャンピオンシップの差を縮めるためにここに来たのだから、今回の仕事には満足すべきだろう。もうすぐシーズンの半分が終わるが、ほとんど差はない。レッドブルは強力に立ち直ってくるだろうから、明日の朝から、次のブダペストでのレースに全力を注いでいく」

【C/K】