メルセデスとの接近戦を楽しみにするフェルスタッペン

レッドブルのマックス・フェルスタッペン【イギリスGP/シルバーストーン、2021年7月17日(Getty Images / Red Bull Content Pool)】


シーズン第10戦イギリスGPスプリントクオリファイイングが実施された17日(土)、レッドブルのマックス・フェルスタッペンは好発進を決めてターン1までにリードを奪うと、そのままの位置でゴールし、決勝レースに向けてポールポジションを手に入れた。セルジオ・ペレスはマクラーレン勢と競り合う中で喫したスピンによるダメージが影響し、ファイナルラップでピットインしてガレージにマシンを収めている。

土曜フリー走行ではフェルスタッペンがトップタイムを刻み、ペレスは5番手につけていた。

マックス・フェルスタッペン

「とても楽しかったよ。3ポイントが取れてうれしいのはもちろんだし、レースでポールポジションが取れたのは面白いけど、これでよかった。ここではパスするのが難しいけど、いいスタートができて、オープニングラップではルイスといいバトルができた。そこからは自分たちのペースで走りたかったけど、見ての通り最後までお互いに激しくプッシュし合っていたから、ブリスターができて、タイヤをケアしなければならなかった。レース開始時の燃料が少ない分、高速コーナーを激しく攻められるし、ラップを重ねるごとにタイヤがきつくなっていったけど、みんなが注意しないといけなかったよね。今はクルマに触ることはできず、明日はまたしてもメルセデスと僕たちにほとんど差がないことが分った。コーナーでは僕たちの方が速く、直線では彼らの方が速いみたいだから、明日はすごくエキサイティングな戦いになる。この週末の新しいフォーマットにチームはうまく対応してくれた。ファンのみんなにも感謝したい。ほとんどの人はイギリス人ドライバーを応援していると思うけど、声援を送っているのが見られるのはうれしい。そして明日はルイスや他の人たちといいバトルがしたいし、ファンに楽しんでもらいたい」

セルジオ・ペレス

「クルマのフィーリングはとても良かったから、今日のスプリントレースがリタイアに終わって本当に残念だ。僕にとってはダメな1日で、ランド(ノリス)とのバトル中にリアを失い終わってしまった。チームには申し訳ないと言うしかない。コーナーの真ん中ですでにスロットルをかなり空けている状態でダーティーエアにつかまったと思う。そしてあっという間にお手上げになってしまった。接触は免れたけど、あのスピンの後でタイヤのバイブレーションがひどく、それで終わりだ。チームはバイブレーションによるダメージを心配していたし、あれ以上は得るものがなかったから、リタイアという決断をした。明日はグリッドの後ろで、ここではオーバーテイクが簡単ではないけど、クルマにはペースがあるから、できるだけ多くのポイントを取れるよう頑張るよ。僕にとっては最悪だけど、明日は気分を一新して、何ができるか楽しみにしたい」

クリスチャン・ホーナー(チーム代表)

「イギリスGPをポールポジションからスタートできるのは素晴らしいことだ。史上初のスプリントクオリファイイングでマックス(フェルスタッペン)が優勝するという、これまでとは違った形でポールポジションを獲得した。シルバーストーンでのポールポジションは2011年以来で、メルセデスの9年間にわたるポールポジションの記録を止めることができた。レースではスタートが非常に重要で、マックスは素晴らしいスタートを切った。ルイス(ハミルトン/メルセデス)がセクター1を得意としていることは分かっていたので、メインストレートで前にいることが特に重要だった。そこを守り切った結果、マックスはチェッカーが振られるまでトップを維持できた。ダーティーエアでリアを失って高速スピンを喫したチェコ(ペレス)が同様の位置にいないのは残念だ。幸い、チェコはウオールとの衝突を避けられたが、振動のレベルが非常に高かったため、リタイアさせることにした。明日のレース前にマシンを完全にチェックし、許可が得られ次第、必要な安全確認をするためだ。今日はメルセデスとの差がほとんどなかった。直線ではメルセデスが速かったが、コーナーではわれわれが速かった。明日のグランプリは、気温が上がることが予想されるが、タイヤの摩耗という点では同じようにはならないだろう。序盤は燃料搭載量が多いため、コーナリングスピードが若干低下する。そのため、レース序盤はコーナーでのタイヤへの負荷がやや弱まる。それがどのように影響するのか、興味深いところだ。ポールポジションを獲得できたことは素晴らしいことで、ファンの皆さんには、今日のアクションと通常と異なるフォーマットのレースを楽しんでもらえたと思う」

【N/K】