学ぶべきことが多くあるレースだったとメルセデス

レッドブルのマックス・フェルスタッペンとメルセデスのルイス・ハミルトン【フランスGP/ル・キャステレ、2021年6月20日(Pirelli)】


20日(日)、シーズン第7戦フランスGP決勝レースに挑んだメルセデスは2人のドライバーとも1ストップ戦略を採用し、ルイス・ハミルトンは2位表彰台、バルテリ・ボッタスは終盤にライバルのレッドブルにオーバーテイクを許して4位にとどまった。

ルイス・ハミルトン

「マックス(フェルスタッペン)はおめでとう。今日の彼はいい仕事をしたよ。この週末ずっと、直線スピードはレッドブルの方が良かったけど、難しかった金曜日のことを考えれば、僕はこの結果に満足している。もちろん、僕たちは勝てなかったし、リードはしたけど最後はタイヤが無くなって順位を落としたのは悔しい。でもいいレースではあった。もっとペースを見つけないといけないのは間違いないね。ほとんどの場合、今日は直線で負けていたから、かなり突っ込んで調査して、パワーなのかドラッグなのか、その原因を突き止めないといけない。でも、全体としては、僕たちにはまだいいパッケージがある。アンダーカットがどれほどの効果があるのか分らなかったけど、フロントタイヤがあんなに早くなくなるなんて本当に驚きだよ。でも彼らの方がいい戦略で、うまくいったということだね」

バルテリ・ボッタス

「表彰台に上れるように全力を尽くした。路面温度が低いとタイヤが長持ちすると思ったけど、実際のタイヤの寿命は僕たちの予想から外れていた。僕は早めにハードタイヤに交換したけど、左フロントの消耗がかなり激しく、最後のスティントはまったく楽しくなかった。ラスト10周のハードタイヤはひどかった。フロントタイヤは完全に無くなっていた。最後にピットインして新しいタイヤでファステストを出さなかったのは、セルジオ(ペレス)に審議が出たからで、ステイアウトすることにした。この週末、全体的なペースが良かっただけに、がっかりするレースだった。でも少なくともポイントが取れて良かったよ」

クリスチャン・トト・ウォルフ(チーム代表兼CEO)

「今日は後退したり前進したりだった。マックス(フェルスタッペン/レッドブル)のミスによってリードできたが、全体的なペースは良く、多少のマージンさえあったかもしれない。アンダーカットし、それを守るために3秒のギャップを築いた。だが、それでは十分ではなく、ピットを出たらコンマ数秒後ろになってしまった。最初のスティントでバルテリのタイヤに早い段階でバイブレーションが出始めてしまい、非常に心配した。ピットに入れることによって、早すぎるストップを誘発してしまうことは分かっていたが、選択肢がなかった。2人はその後ハードタイヤをうまく管理していたが、これも最終的には十分ではなかった。今日は学ぶべきことが多くある。また、アウトラップでのレッドブル勢の優れたペースについても理解しなければならない。自分たちの改善のために調べるつもりだが、今日は堅実なレースカーだったと考えており、エキサイティングなレースになって良かったよ。エンターテインメントはわれわれも大好きだ」

アンドリュー・ショブリン(トラックサイドエンジニアリングディレクター)

「悔しい1日だった。優勝し、2台とも表彰台に上るチャンスがあったのに、このような結果になってしまったのが残念だ。第1スティントはルイスがレースをコントロールしており、どちらかと言えばデグラデーションに関してはわれわれの方が少し勝っているように見えた。バイブレーションがひどくなっていたバルテリが苦戦していたので、自分たちの事情でストップすることにした。明らかに望んでいたよりも早いタイミングになってしまったが、他に選択肢がないレベルにまで達していたのだ。マックスは当然ながらバルテリ対応として次のラップにストップしたものの、ルイスが3秒強のマージンを持っていたので、アンダーカットから十分に死守できると考えていたのに、実際にはそうではなかった。ピットストップはうまくいき、ハードタイヤは明らかに速かったが、なぜ順位を落としたのかを理解するにはもっと多くのことを調べなければならない。デグラデーションが予想以上に高かったのは分かっていたものの、比較的にフレッシュなタイヤを履いていたペレスを追い抜く必要があったため、ルイスを2ストップ戦略にすることには慎重になっていた。マックスが動いた後では、自分たちにとって最善の選択肢はそのままいけるかどうかを見ることだったが、残念ながら今回のレースはわれわれにとって数周ほど長過ぎたようだ。バルテリに関しては2ストップに変更すべきだったかどうかを検討する。ただ、ルイスの場合と同じく、セルジオのタイヤが比較的にフレッシュだったことから、コース上で追い抜けるだけのペースがあるかどうかが分からず、それを懸念していた。次のレースに向けた準備期間は長くないとはいえ、もっと良い仕事ができると分かっている部分がいくつかある。優れたレースカーを持っていることは明らかではあるが、シングルラップで少しでも速さを発揮できるようにすること、そしてオペレーションを完璧に実行することが必要だ。しかし、1週間後にはコースに戻れるのでそれについてはうれしく思っている」

【N/M/C】