「バクーが大好き」とペレス、自身はリタイアも相棒の勝利を喜ぶフェルスタッペン

レッドブルのセルジオ・ペレス【アゼルバイジャンGP/バクー、2021年6月6日(Getty Images / Red Bull Content Pool)】


6日(日)、シーズン第6戦アゼルバイジャンGP決勝レースでレッドブルのセルジオ・ペレスが優勝を果たすも、ピット戦略でラップリーダーに躍り出ていたマックス・フェルスタッペンは終盤にタイヤトラブルに見舞われてクラッシュ、リタイアに終わった。

マックス・フェルスタッペン

「ゴールまであと少しというところで首位からリタイアするなんて、まったく腹立たしいね。クルマがおかしいとは感じなかったけど、突然左リアがいってしまい、かなり激しくウオールに当たった。クラッシュしたくない場所だよ。何が原因なのかまだ分らないけど、しっかり調査されるはずだ。あのときまではいいレースだった。クルマのフィーリングは完璧だったし、余裕でリードできていたから、楽に1-2フィニッシュできる感じだったけど、このスポーツには何の保証もない。もちろん、僕にとっては勝てなくて悔しいけど、チェコ(ペレス)が表彰台のトップにいるのを見てとてもうれしい気持ちもある。今日の彼は、チームが求めていたことを全てやっていた。素晴らしいスタートを切り、それから僕たちは2人ともピットでルイス(ハミルトン)をパスした。彼はレースの大半で守りを強いられたみたいだから、僕が勝てなかったとしても彼が勝ててうれしいよ。彼はいい奴で、いいチームメイトでもあるから、表彰台の彼の笑顔、レッドブルでの初勝利が見られるのはいいことだ。通常のサーキットに戻るとメルセデスがまたとても強いのは分っているから、今日はタイトル争いでルイスとの差を広げるチャンスをものにできなくて残念だった。でも、何が起きてもおかしくないということだし、それでもチームにとってはいい結果だよ!」

セルジオ・ペレス

「バクーが大好きだ! レッドブルで初勝利が飾れて素晴らしい気分だ。チームはとてもいい仕事をしてくれて、この素晴らしいチャンス、このシートを与えてくれたマテシッツ氏に感謝したい。マックス(フェルスタッペン)は優勝して当然だったし、チームにとっても1-2フィニッシュだったらとてもうれしかったから、とても残念だ。レースはジェットコースターみたいにクレイジーで、まさに最初のラップからほとんどフラットアウトだった。ルイスが後ろでプッシュしていたから息をする間もなかった。とてもチャレンジングだったけど、自分たちの集中を切らさなかった。最後にまったくグリップのなかった再スタートを除けば、今日は全てが完璧だった。チェッカーフラッグまであと2ラップというところで勝利を逃すことはできないと思ったから、ターン1の進入ではできるだけブレーキを遅らせた。するとルイスがロックしてランオフエリアにまっすぐ行くのが見えた。僕たちがどれだけ限界ギリギリなのか、どれほどすさまじいスピードで走っているのかを示している。ああいったことが起きると、とてもつらいからルイスには気の毒に思う。でも僕たちは誰でもミスをしてしまうものだ。僕たちのペースは良かったし、レースでのクルマはとても良かったから、今日は楽しまないといけないね。僕たちは毎週全力でベストを尽くしている。まだ6レースが終わっただけで僕はまだまだやれるし、マックスやチームとの関係も良好だ。チャンピオンシップはまだ先の話だよ」

クリスチャン・ホーナー(チーム代表)

「なんというジェットコースターだ! 今日はすべての感情を経験したと思う。2016年以来の1-2フィニッシュまであと5周というところで、レースをリードしていたマックス(フェルスタッペン)を原因不明のパンクチャーで失ってしまい、心が折れそうになった。その後レースは赤旗中断となり、セルジオ(ペレス)が油圧を失っているかもしれないという深刻な懸念が出てきて、ゴールできる保証はなかった。幸いセルジオは仕事をやり遂げ、再スタート時にルイス(ハミルトン/メルセデス)がターン1でミスをしたことで、コンストラクターズ選手権のリードが拡大して、マックスはドライバーズ選手権のリードを維持し、チェコ(ペレス)は3位に浮上した。マックスは悔しい思いをしたが、チェコがこのチームで初の優勝を果たしたのは喜ばしいことだ。彼は週末を通して非常に速かったので、彼が表彰台の頂点に立ったことはチームにとって大きな励みになった。また、好調だったピエール(ガスリー/アルファタウリ)が表彰台に上ったことも素晴らしい。しかし、今日のこの勝利は、残念ながら亡くなられたマンスール・オジェとマクラーレンファミリーに捧げたいと思う。彼はインスピレーションを与える人物で、幸運にも私が友人と呼べる人だった。すべてのパートナーに祝福と感謝を述べたい。特に、今週末のためにアップグレードされたエンジンオイルを提供してくれた『Mobil 1(モービル1)』に感謝する。これはわれわれのチームの全ての領域が、このチャンピオンシップの戦いでどれほどハードにプッシュしているかを示している」

【N/K】