ベッテル、「特別なリザルト」に「天にも昇る気分」

アストンマーティンのセバスチャン・ベッテル【アゼルバイジャンGP/バクー、2021年6月6日(Aston Martin Cognizant Formula One™ Team)】


6日(日)、シーズン第6戦アゼルバイジャンGP決勝レースに挑んだアストンマーティンのセバスチャン・ベッテルはオーバーテイクやタイヤ戦略を生かす好走を見せ、他車を襲ったハプニングなどもあり、最終的に2位表彰台に上った。

ランス・ストロールは第1スティントに選んだハードタイヤがトラブルに見舞われてクラッシュを喫し、リタイアに終わっている。

セバスチャン・ベッテル

「天にも昇る気分だよ。2位は僕たちにとってものすごく大きな意味を持っている。まさかポディウムに乗れるなんて思わなかったけど、週末を通してすごく進歩したし、クルマにはいいレースペースがあった。昨日は(予選の赤旗で)チャレンジングだった。でも、僕はレースに向けてリラックスしていて、自信を持っていた。鍵は、11番グリッドだったから、タイヤを自由に選んでスタートできたことだ。それによって新品のソフトを履いて、スタートで2つポジションを上げ、それから長めに走ってユウキ(角田/アルファタウリ)をオーバーカットできた。これでレース後半のプラットフォームが整い、優位な立場になった。クルマのフィーリングは良く、それからコース上の出来事や戦略によって、僕たちは本当に特別なリザルトを獲得することができた」

ランス・ストロール

「レースを完走できなかったのは腹立たしいけど、僕は大丈夫。僕たちは、ピットストップまでできるだけ長く走って多くのクルマをオーバーカットし、大量ポイントを狙っていた。ハードタイヤを履いた最初のスティントで僕たちはいいペースだったから、正しい判断だった。なぜ直線でスピンしてしまったのか分らない。問題の兆候はなかったから、調査する必要があるね。僕にとっては厳しい週末だったけどポジティブなこともある。特にレースペース、もちろんセバスチャン(ベッテル)の表彰台もね。チーム全員を祝福したい」

オトマー・サフナウアー(チーム代表兼CEO)

「ランス(ストロール)は序盤にとても素晴らしい走りを見せていたが、彼自身のせいではないのにリタイアを強いられた。すぐにポイント圏内に上がり、オーバーカットの戦略を成功させつつ、ハードタイヤで見事な走りを見せていたが、31周目に劇的な形で終わりを迎えた。事故の原因については、ピレリとともに調査中だ。セバスチャン(ベッテル)も非常に良い走りをした。1周目で2つ順位を上げてソフトタイヤでロングスティントを走り、それによってピットストップで角田(アルファタウリ)を抜かして、レース中盤で7番手をキープした。ランスが惜しくも脱落したとき、セバスチャンは6番手に上がった。セーフティカー後の再スタートでは、シャルル(ルクレール/フェラーリ)を抜いて5番手に上がり、続いてピエール(ガスリー/アルファタウリ)をかわして4番手に上がった。マックス(フェルスタッペン/レッドブル)がリタイアしたことで3番手に上がり、2度目のスタンディングスタートの後にルイス(ハミルトン/メルセデス)がターン1をオーバーシュートしたことで2番手になった。チームの全員にとって素晴らしい結果であり、アストンマーティンにとってF1世界選手権史上初の表彰台だ。総じて、ランスもセバスチャンも中団の最前列、あるいはそれ以上の位置で戦えるだけのレースペースを持っていることを証明してくれた。それをこれからのシーズンでも目指していくことになるだろう」

【M/N/K】