Honda山本の現場だより Vol. 2:モナコの「勝つカレーライス」

モナコの街並み【山本雅史/Honda】


Honda F1とマネジングディレクター(MD)を務める山本雅史氏の協力を得てお届けする『Honda山本の現場だより』の第2回は念願の優勝を果たしたモナコGP週末より。


まずは皆さん、念願のモナコGP優勝です。皆さん本当に応援ありがとうございます。

本当に毎年、シーズンの流れをつかむ意味でもモナコGPは何とか勝ちたいといつも考えていました。特にレッドブルとパートナーシップを結んだ2019年のモナコはレースの終盤にハミルトンを追いかけまわすも2位でゴール。5秒ペナルティもあり、最終結果は4位と本当に悔しい思いをしました。

昨年はコロナ禍の状況でモナコGPは中止され、Honda最終年ラストチャンスの今年、予選でも戦略通りにフェルスタッペン選手がスーパーなパフォーマンスを魅せてくれました。Q3の2セット目のタイヤで3周目にベストをたたき出す戦略で、結果セクター1は最速でしたが、その前を走行していたルクレール選手がクラッシュし、予選は赤旗終了になりました。モナコはご存知の通りモンテカルロ市街地コースのため、赤旗のリスクはチームも考えていましたが、本当に悔しい「幻のポール」となりました。

モーターホームの車窓【山本雅史/Honda】

レースでは、ポールポジションのルクレース選手がマシントラブルで出走できずリタイアとなったことで、フェルスタッペン選手には優位な展開となりました。結果、戦略・スピード・ピットワークと総合力の高さをチームが発揮してくれて完勝することができました。まだまだ、5戦しか終了していませんが、ドライバーズ選手権もコンストラクターズ選手権もトップに立ちました。

角田選手については開幕戦で9位入賞してくれた後、流れがつかめずにいますが、F1はルーキーには非常に難しく、学ぶことと多くの経験が必要だと思います。モナコGPでもガードレールや壁と友達になるなと言っていましたが、FP2でガードレールに接触し、セッションのほとんどを走行していません。初のモナコでのレースでしたので、まずはレースを完走し、多くを学んでくれたことは必ず次に繋がる内容だったと思います。

ペレス選手も予選9番手からピット戦略でオーバーカットして4位、ガスリー選手もハミルトン選手を抑えて6位とHonda勢が3台入賞、4台完走と頑張ってくれました。

本当にHonda最終年でのモナコGP優勝は格別な喜びでチーム・開発メンバー全ての方々に感謝しています。Honda-F1 モーターホーム恒例のカツカレーライスを食べて次戦アゼルバイジャンGPに向かいたいと思います。

日曜日の勝つカレーライス【山本雅史/Honda】

HondaF1 Managing Director 山本雅史