ライバル2人をかわして優勝したハミルトン、「素晴らしいよ!」

メルセデスのルイス・ハミルトンとレッドブルのマックス・フェルスタッペン【ポルトガルGP/ポルティマン、2021年5月2日(Getty Images / Red Bull Content Pool)】


2日(日)にアルガルベ・サーキットで開催されたシーズン第3戦ポルトガルGP決勝レースでメルセデスのルイス・ハミルトンが優勝、ポールシッターのバルテリ・ボッタスは3位表彰台に上った。

ルイス・ハミルトン

「全てをまとめ続け、体力的にも精神的にもかなりつらいレースだった。見ての通りとても風が強く、とてもミスしやすい状況だった。僕はバルテリ(ボッタス)ほどいいスタートが切れず、再スタートでポジションを失ったのは良くなかった。もちろん、うれしくなかったよ。でもレースには満足している。3番手から優れたドライバーを2人もオーバーテイクしなければいけなかったんだ。素晴らしいよ! こんなレースをすることが僕の生きがいだよ。僕たちはとても接近していて、今年は1ポイントも無駄にすることができない。この戦いが大好きだし、カート時代からずっと好きだ。チームとしてはやり残しがないようにしないといけない。クルマをプッシュし続け、全てを絞り出さないといけない」

バルテリ・ボッタス

「今日の結果は僕が求めていたものではないのは間違いない。ポールからスタートするときは勝利で終わりたいからね。最大の問題は第1スティントだったと思う。僕はペースに苦しんでいて、いまだに何が原因か分らない。ピットストップの後でハードタイヤの温まりが悪く、マックス(フェルスタッペン)が追いついてきた。それからエキゾーストの温度センサーに問題が出て、レース後半で直線スピードが犠牲になったから、マックスに接近して2番手争いをするのは難しかった。何とかファステストラップを出すことができて、貴重な1ポイントを取った。これから2日かけて今週のレースを分析、学習し、来週に向けて集中しないといけない。また頑張るよ」

クリスチャン・トト・ウォルフ(チーム代表兼CEO)

「ルイスのドライビングはまさに衝撃的だったし、レースを通してコントロールされていた。その姿からも、彼の声からも、どれほどプッシュしているかが分かった。驚異的なドライブだった。バルテリは序盤に本物のペースを発揮し、ルイスが追い付けなかったのを見ても、本当に速かったことが分かる。だが最終的にはルイスがパスし、離れていった。バルテリはみるみるマックス(フェルスタッペン/レッドブル)に追い付いていたので、レース後半に起きたエキゾーストセンサーの問題は不運だった。やがて1.5から1.6秒ぐらいの差で落ち着いたが、レース終盤はもっと出せるはずだった。故障したセンサーを無効化できなかったため、エンジンが保護モードに入ってしまい、彼はそれで5秒を失った。パワーユニットの問題が起きなければ、バルテリは最後にマックスに仕掛けることができただろう。彼には賛辞を送らなくてはならない。テストとバーレーンでわれわれがビハインドだった時、私はチーム内に2013年以来感じたことのなかったうなりを感じた。初めて自分たちが勝てるという兆候を感じ取った時と同じものだ。チーム全体が興奮に包まれており、それはこれからも続く。アブダビでシーズンが終わった時にはハッピーでいたいものだが、当面は一歩ずつ進んでいこう」

アンドリュー・ショブリン(トラックサイドエンジニアリングディレクター)

「ルイス(ハミルトン)の勝利はとても印象的で本当に見事だ。2回のオーバーテイクでトップに立ち、そこからフィニッシュまでコントロールした。バルテリ(ボッタス)はスタートと再スタートで良い仕事をしたが、ミディアムでは少しペースが足りなかったようで、フェルスタッペン(レッドブル)がアンダーカットの範囲内に入ることを許してしまった。その結果、4コーナーでの一瞬の隙を突かれてマックスに抜かれた。バルテリはハードタイヤで力強い走りを見せてくれたので、マックスからポジションを奪い返せると思っていたが、排気温度センサーが原因でその望みは絶たれてしまった。慰めと言えるのは、ペレス(レッドブル)に十分なタイム差をつけてフリーストップでファステストラップを狙いにいけたことだ。われわれの判断のタイミングについては、レッドブルにもチャンスを与えてしまったので、見直したい。マックスのターン14でのミスがなければ、レッドブルに貴重な1ポイントを奪われていただろう。総合的に見て、今回の結果には満足している。燃料が少ない時も多い時も良いペースで走れて、両チャンピオンシップでのリードを固められた。しかしマージンはごくわずかで、レッドブルに勝つためにはすべてがうまくいかなければならないということを思い知らされた。来週のバルセロナでは、バーレーンと同様にタイヤがオーバーヒートする難しいレースが待っているので、次の数日はそのチャレンジに向けて準備をしたいと思う」

【N/M/K】