ピエール・ガスリー

Pierre Gasly

出身フランス
生年月日1996年02月07日 (25歳)
参戦80
ポイント273
優勝1
表彰台3
ソーシャルメディア
F1戦績
チームランキング
2017トロ・ロッソ21位
2018トロ・ロッソ15位
2019レッドブル/トロ・ロッソ7位
2020アルファタウリ10位
2021アルファタウリ-

プロフィール

ピエール・ガスリーは1996年2月7日、フランス北部のルーアンで生まれる。祖父、父、それから3人の兄弟は皆レース経験のあるレース一家だった。6歳の時に初めてカートを経験し、9歳からカートを競技として始める。2006年のデビューシーズンはエントリーレベルのフランス国内ミニムクラスでランキング15位。翌年は6位の成績を残す。2008年はカデットクラスに移行して4位。2009年、国際レースに活動の場を移し、CIK-FIAワールドカップのCIK KF3カテゴリー、第7回SKUSAスーパーナショナル、フランス選手権それぞれで3位の成績を残し注目を集めた。2010年はCIK-FIAヨーロッパ選手権に挑戦して2位につけ、この年でカートを卒業する。

シングルシーターの世界へ進んだガスリーは、2011年フランスF4選手権で4勝を挙げてランキング3位となる。2012年からフォーミュラ・ルノー2.0ユーロカップに参戦し、翌年にチャンピオンの座を獲得。この活躍がレッドブル・ジュニアチームの目にとまった。2014年はレッドブルの支援を得てフォーミュラ・ルノー3.5に挑戦し、ルーキーで1位、総合でカルロス・サインツに次いで2位という好成績を残す。翌年はGP2にステップアップし、22戦に臨んでランキング8位。翌年からレッドブルF1チームのリザーブドライバーとなることが発表された。2016年、GP2でついにチャンピオンを獲得。2017年は全日本スーパーフォーミュラ選手権に参戦していたが、第15戦マレーシアGPでダニール・クビアトに代わってトロ・ロッソからF1デビューを果たして以降、スーパーフォーミュラと日程の重なる第17戦US GPを除く5戦でF1マシンを駆った。

2018年、ついにガスリーはトロ・ロッソからF1フル参戦する。チームはこの年からパワーユニットをHondaに変更。開幕戦オーストラリアGPはリタイアに終わるものの、第2戦バーレーンGPでは5番グリッドを獲得し、決勝は荒れたレース展開の中で4位という好成績を残した。シーズンを通しては入賞5回、ランキング15位だった。マシンの戦闘力不足や、他チームよりもPU交換によるグリッド降格ペナルティが多いなど、ドライバーとしての実力を出し切れたとは言えない状況もあったが、チームメイトのブレンドン・ハートレーに対してはほとんどのレースで予選、決勝ともに勝っている。2019年はルノーへ移籍するダニエル・リカルドの代わりにレッドブルに昇格することが発表された。

ガスリーはレッドブルのレギュラードライバーとして2019年シーズンに挑んだ。チームのエース格であるマックス・フェルスタッペンに対してガスリーがどこまでやれるか注目が集まるも、プレシーズンテストの段階でたびたびクラッシュしてしまい、チームのテスト計画に狂いを生じさせてしまった。オーストラリアGPでシーズンが開幕すると、チームのミスにより予選で17番手に沈み、11位でフィニッシュする。その後も予選ではフェスタッペンにタイムを離され、レースではオーバーテイクに苦労するシーンがよく見られた。シーズン中盤まで、ガスリーは自身のドライビングスタイルとマシンが合っていないとたびたび口にしており、チームもある程度理解を示していた。第10戦イギリスGPでは予選5番手から4位でフィニッシュするも、続く第11戦ドイツGPでは予選4番手と好位置からスタートしながら自身のミスで14位に沈んでしまう。チームはサマーブレークの間にガスリーをトロ・ロッソに戻し、アレックス・アルボンをレッドブルに昇格させることを決定。シーズン後半戦をトロ・ロッソで再出発することになったガスリーは、中団グループの一員としてライバルたちと遜色ない戦いを見せ、チームメイトのダニール・クビアトより多くのポイントを獲得する。シーズン終盤になると予選での速さが向上し、コンスタントにQ3に進出するようになった。第20戦ブラジルGPでは6番グリッドにマシンを並べ、レースでは終盤のセーフティカーや上位のマシンの脱落などが味方し、自身初の2位表彰台を獲得した。ガスリーにとってはまさに波瀾万丈の1年となったが、最終的には自身最高位となるランキング7位でシーズンを終えている。

2020年もガスリーはアルファタウリ(トロ・ロッソから改称)から参戦。開幕戦オーストリアGPでは予選12番手から7位でゴールし、幸先良くポイントを獲得する。この年のガスリーのハイライトは第8戦イタリアGPだ。予選10番手からスタートしたガスリーは20周目に早めのタイヤ交換を行ったが、直後にセーフティカーが出動して上位のドライバーたちが一斉にピットインしたため、3番手に浮上する。レースはアクシデントにより赤旗中断となり、再スタートでランス・ストロール(レーシング・ポイント)をパス。さらにレースリーダーのルイス・ハミルトン(メルセデス)がペナルティにより後退したため、ガスリーは首位に躍り出る。レース終盤にはサインツ(マクラーレン)の激しい追い上げをしのぎ切り、F1初優勝を飾った。オリビエ・パニスに続いて24年ぶりのフランス人ウイナーとなったガスリーは、レース後「僕は何事にも諦めない人間だから、F1にたどり着くまでの人生のすべてをかけていつも戦ってきた。今日は最高の日だ!」と喜びを爆発させた。また第13戦エミリア・ロマーニャGPではシーズン自己ベストとなる予選4番手を獲得。ガスリーは75ポイントを獲得し、ランキング10位でシーズンを終えた。

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