プロフィール
ニコラス・ラティフィは1995年6月29日にカナダのモントリオールで生まれた。レーシングドライバーとしては比較的遅く13歳からカートを始める。その後シングルシーターのレースに移り、F3やフォーミュラ・ルノー3.5に参戦した。2014年からGP2(後にF2選手権に移行)にスポット参戦し、2019年には優勝4回表彰台8回を挙げて総合2位を獲得する。2018年はフォース・インディア、2019年はウィリアムズでリザーブ兼テストドライバーを務め、シミュレーターやグランプリのフリー走行で経験を積んだ。
2020年はロバート・クビサの後任としてウィリアムズからレースドライバーに起用される。マシンの競争力が不足していることもあり、グリッド最後列からスタートすることが多かったが、難しいコンディションや荒れた展開のレースでも完走し、3度の11位を記録している。ノーポイントのランキング最下位だったシーズンを終えて、ラティフィは「僕にとってF1で過ごす初めてのフルシーズンだったし、学ぶことの多い年だった。来年が始まるのが待ち遠しい」と語っている