マックス・フェルスタッペン

Max Verstappen

出身オランダ
生年月日1997年09月30日 (24歳)
参戦135
ポイント1424.5
優勝17
表彰台54
ソーシャルメディア
F1戦績
チームランキング
2015トロ・ロッソ12位
2016トロ・ロッソ/レッドブル5位
2017レッドブル6位
2018レッドブル4位
2019レッドブル3位
2020レッドブル3位
2021レッドブル-

プロフィール

トロ・ロッソのレースドライバーとしてF1キャリアをスタートさせた2015年、マックス・フェルスタッペンはF1史上最年少ドライバーとして華々しくデビューを飾る。モーターレース界に彗星(すいせい)のごとく登場して高い評価を得たフェルスタッペンをめぐっては、2014年にメルセデスとレッドブルが獲得を競り合った末、レッドブルの若手育成プログラムに加わることが決まった。

元F1ドライバーのヨスを父に持つフェルスタッペンは15歳だった2013年に世界カート選手権を制覇。この勝利がフェルスタッペンをヨーロッパF3選手権へと導いた。フェルスタッペンは同シリーズの参戦初年度で成功が一時的なものではないことを証明し、10勝を挙げてエステバン・オコンとトム・ブロンクビストに次ぐランキング3位に入っている。これがオープンホイールでの初シーズンだったにもかかわらず、レッドブルのレーシングアドバイザーであるヘルムート・マルコはトロ・ロッソ昇格に十分な力をフェルスタッペンに見いだし、2015年に史上最年少の17歳で開幕戦オーストラリアGPのグリッドにつく運びとなった。チームメイトはこちらも若手のカルロス・サインツだ。

デビュー前は17歳でのF1参戦は時期尚早との見方が優勢だったが、フェルスタッペンは自らのパフォーマンスで否定的な意見を静めていく。第6戦モナコGPでロータスのロマン・グロージャンとクラッシュした際にはライバルたちやF1関係者の一部から激しい批判を浴びたものの、トロ・ロッソでのルーキーイヤーは経験を積んで足場を固める時期だと捉えていたフェルスタッペンはそれに臆することなく前進し続け、夏ごろにはフェラーリ移籍がささやかれるまでに成長。第10戦ハンガリーGPで表彰台まであと一歩の4位に迫り、第14戦日本GPではテクニカルな鈴鹿で17番グリッドから9位までポジションを上げてみせた。

2015年のパフォーマンスで将来性を示したフェルスタッペンは翌年もサインツとのタッグでシーズンをスタートするも、第4戦ロシアGP後にダニール・クビアトと交代する形でレッドブルに加入するチャンスを得る。この機会を最大限に生かしたフェルスタッペンはメルセデス勢が同士討ちに沈んだ第5戦スペインGPで見事な初優勝を決めて史上最年少ウイナー(2016年5月時点)に輝いたのみならず、シーズンが終わるまでに2位4回、3位2回をマークしてその評価を揺るぎないものとした。一方、ポジションを守る際にラインを変える動きは他のドライバーたちから厳しく批判され、第18戦US GPでのルール明確化で正式に禁じられている。話し合いでやり玉に上げられながらもまったく動じなかったフェルスタッペンは堂々のランキング5位でこのシーズンを終えた。

再びダニエル・リカルドの相棒として迎えた2017年は、前年とは対照的にフェルスタッペンにとって受難の年となる。相次ぐマシントラブルや接触によって、開幕から12戦中6戦でリタイアを喫したのだ。レッドブル代表のクリスチャン・ホーナーはフラストレーションをためるフェルスタッペンについて「今は人格形成の時」とコメントした。苦しい時を耐えたフェルスタッペンは、20歳の誕生日を迎えた直後にマレーシアでシーズン初優勝を達成。さらに、第18戦メキシコGPでも表彰台の頂点に上っている。それ以外に2回の表彰台フィニッシュを経験したこの年は僚友リカルドに次ぐランキング6位につけた。

チームとの契約を2020年まで延長し、2018年はランキングでチームメイトを上回ることでレッドブルのエースの座を確立したいフェルスタッペンだったが、シーズン序盤はマシントラブルや、リカルドが2勝したことによりポイント差が広がり焦りが出る。中でも、第4戦アゼルバイジャンGPではペースのいいリカルドを執拗にブロックし、結果的にチームメイト同士でクラッシュしてしまう。ただ、シーズン中盤から徐々に持ち直し、第9戦オーストリアGPではライバルたちがブリスターに苦しむ中タイヤを見事に管理してキャリア4勝目を挙げた。シーズン後半はトラブルが続くリカルドとは対照的に、フェルスタッペンは成熟した走りを見せ、第9戦ベルギーGP以降の9戦で7回表彰台に上る。第19戦メキシコGPでは自身通算5度目の勝利を手にした。最終的にはチームメイトを79ポイント上回り、ランキング4位でシーズンを終えている。

チームメイトがピエール・ガスリーに代わり、2019年は名実ともにレッドブルのエースドライバーとしてシーズンに臨んだ。新たにマシンに搭載されたHondaのPUとのマッチングが不安視される中、開幕戦のオーストラリアGPではセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)とのバトルに勝ち3位表彰台を得る。2台のメルセデスが独走したシーズン序盤はフェラーリ勢と互角に戦い、開幕からの8戦中7戦でフェラーリの1台もしくは2台より前でフィニッシュして、安定した速さを見せる。第9戦オーストリアGPでは終盤にトップのシャルル・ルクレール(フェラーリ)と激しいバトルを繰り広げ、残り2ラップで逆転してシーズン最初の白星を挙げた。雨により荒れたレース展開となった第11戦ドイツGPでは落ち着いた走りを見せて2勝目をマーク。続く第12戦ハンガリーGPでは念願のポールポジションを獲得し、歴代100人目のポールシッターとなった。このレースは終盤にルイス・ハミルトン(メルセデス)に逆転され2位に終わる。2回目のポールポジションを獲得した第20戦ブラジルGPではハミルトンとの首位争いに勝利し、シーズン3勝目をポール・トゥ・ウインで飾った。最終的に優勝3回、ポールポジション2回、ランキングは自己最高の3位でシーズンを終えている。

2020年シーズン開幕前にフェルスタッペンはレッドブルとの契約を2023年まで延長した。開幕戦オーストリアGPではフロントローにつけるものの、電気系のトラブルでレースは11周目でリタイアする。第2戦シュタイアーマルクGPでは3位表彰台を獲得。その後は2戦連続2位、第5戦のF1 70周年記念GPではシーズン初勝利を飾った。このように、シーズン前半においては不調に陥ったフェラーリ勢に代わって表彰台の常連となり、ドライバーズランキングにおいてもバルテリ・ボッタス(メルセデス)と2位の座を争う。シーズン中盤以降は何度かリタイアを喫するものの、最終戦アブダビGPではポール・トゥ・ウインを飾り、前年に続きランキング3位でシーズンを終えたフェルスタッペンは、「完璧な形でシーズンを締めくくることができた。来シーズンは最初からタイトルを狙っていけるようにしたい」と翌シーズンへの意気込みを語った。

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