ランス・ストロール

Lance Stroll

出身カナダ
生年月日1998年10月29日 (22歳)
参戦94
ポイント168
優勝0
表彰台3
ソーシャルメディア
F1戦績
チームランキング
2017ウィリアムズ12位
2018ウィリアムズ18位
2019レーシング・ポイント15位
2020レーシング・ポイント11位
2021アストンマーティン-

プロフィール

カナダの富豪、ローレンス・ストロールの息子であるランスは10歳の時にカートを始め、地元での活躍を経て2011年にヨーロッパへ渡る。その力が認められ、2010年にはフェラーリ・ドライバー・アカデミーの一員に指名された。

カートを卒業した2014年にイタリアF4選手権で優勝。翌年はフェラーリの開発ドライバーを務める傍らでトヨタ・レーシング・シリーズの王者に輝いた。また、ヨーロッパF3選手権で5位につけている。

2015年末にフェラーリのプログラムを離れたストロールは2016年にウィリアムズの開発ドライバーに就任するとともに、参戦2年目のヨーロッパF3選手権で14勝を挙げて戴冠を遂げる。

2017年にはウィリアムズのレースシートを射止め、弱冠18歳でF1グリッドに並ぶことに。当初はバルテリ・ボッタスと組む予定だったものの、ボッタスがメルセデスへ移籍したため、引退を撤回して復帰したベテランのフェリペ・マッサとコンビを組んだ。

1996年にウィリアムズからデビューして2006年にF1を去ったジャック・ビルヌーブ以来となるカナダ人F1ドライバーの誕生となったが、ストロールのF1キャリアはタフなスタートを切った。チームメイトが得点を重ねていく一方で、開幕から3戦でリタイアを喫し、続く2戦でもポイントに手が届かなかったストロールには、複数のインシデントにかかわったことも相まって手厳しい批判の声が浴びせられた。”ペイドライバー”と揶揄(やゆ)されることもあったものの、これを意に介さなかったストロールは母国レースで初入賞を遂げると、次のレースで見事ポディウムに上ってみせた。ウエットコンディションで実施されたシーズン第13戦イタリアGP予選では4番手タイムをたたき出し、前の2台がグリッド降格ペナルティを科された結果、1列目に繰り上がったストロールは最年少フロントロー記録を打ち立てている。最終的にはルーキーイヤーをドライバーズ選手権12位で終えた。

引退したマッサに代わってセルゲイ・シロトキンが新たなチームメイトとなった2018年は、ウィリアムズのマシン開発が明らかに失敗しており、ベストリザルトは第4戦アゼルバイジャンGPの予選11番手と決勝8位、次いで第14戦イタリアGPの予選10番手と決勝9位だった。それ以外のレースではポイントに絡むことができず、後方で苦戦を強いられたシーズンだった。

前シーズン中盤にフォース・インディアが破産し、ストロールの父親がチームごと買収したことに伴い、2019年は新チーム「レーシング・ポイント (旧フォース・インディア)」に移籍し、セルジオ・ペレスをチームメイトとしてF1キャリア3年目に挑んだ。開幕戦オーストラリアGPでは予選16番手から9位入賞と幸先の良いスタートを切ったものの、シーズン前半はペレスに予選、決勝共に離されるレースが続く。チャンスとなったのは第11戦ドイツGP、予選15番手からスタートしたストロールは、ミックスコンディションによる荒れたレース展開で下位に沈むが、レース終盤のセーフティカー出動時にソフトタイヤに交換するギャンブルが成功し、わずかな間ではあるがトップを走った。その後3つポジションを落としたものの、チームのシーズン最高位となる4位を獲得した。ただ、マシンのアップデートにもかかわらずその後成績が上向くことはなく、ランキング15位でシーズンを終えた。

2020年のストロールは、開幕戦オーストリアGPこそエンジントラブルによりリタイアしたものの、その後7戦連続で入賞、第3戦ハンガリーGPでは予選で3番グリッドを獲得するなど、ドライバーとしての成長がうかがえた。第8戦イタリアGPではセーフティカー出動時にステイアウトする判断が功を奏し3位でゴール、自身2度目となる表彰台を獲得する。シーズン中盤になると、接触やトラブルによるリタイアや、体調不良による欠場などでノーポイントが続いた。そんな中、第14戦トルコGPでは雨の予選で自身初のポールポジションを獲得する。レースでも中盤まで先頭をキープしていたが、フロントウイングのダメージによりペースを落とし、最終的に9位で終わった。第16戦サヒールGPでは予選10番手からシーズン2度目の3位表彰台を獲得する。最終的にストロールは75ポイントを獲得し、自己ベストとなるランキング11位につけた。シーズンを終えたストロールは「今年は本当にいいこともあったし、チャンスを逃したこともあった。だから多くのことを振り返って将来の糧にしたい」と話している。

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